公衆Wi-Fiは嫌われ者? 「速度遅い」「セキュリティが不安」とネガティブ意見多数
公衆無線LAN(Wi-Fi)の利用者は、不満を抱えながらもサービスを使っている──。MMDとマカフィーが共同で行った調査でそんな実態が浮き彫りとなりました。

調査の概要は次のとおりです。まず、スマートフォンを利用している男女3897人に、「スマートフォンで公衆無線LANを使ったことはあるか」訊ねました。すると、69.4%のユーザーが「利用したことはある」と回答しました。

また、上記設問で「利用したことがある」と回答したユーザーに、利用した公衆無線LANの種類を訊ねました。すると、お店やホテルなどが提供する公衆無線LANの利用率は87.8%に達したのに対し、キャリアやプロバイダが提供する無線LANの利用率は24.0%に留まりました。さらに「どこが提供しているかわからない公衆無線LAN」という回答も17.5%に達しました。

●ネガティブな意見が上位を独占

スマートフォンで公衆無線LANを利用したことがある男女1556人に、公衆無線LANの利用に関して思うことを聞きました。すると「接続できる場所が少ない」「セキュリティが不安だ」「速度が遅い」「ログインする必要があるものは面倒だ」「いつの間にか知らないWi-Fiに繋がっている」など、ネガティブな意見が上位を独占しました。

なお「公衆無線LANがなくても大した問題ではない」と回答したのは5.8%に留まり、利用者の多くは嫌々公衆無線LANを使っていることが読み取れました。

「スマートフォンで公衆無線LANを利用する理由」の1位は「携帯電話回線のパケット量を節約するため」が6割以上。このように、消極的理由で使っているユーザーが多いのも、ネガティブな意見が大勢をしめる要因と言えそうです。

余談ですが、公衆無線LANを巡っては、ソフトバンクの孫社長が「訪日外国人向けの無料Wi-Fiはなくすべき」と主張。その理由に「セキュリティの問題」を挙げ、携帯電話回線の充実(国際ローミングの低価格化)を解決方法として掲げていました。同様に、大容量プランの普及で携帯の通信制限の心配がなくなれば、公衆無線LANをいやいや使う機会も減っていくものと思われます。