19日、河野太郎外相と韓国の康京和外相は東京で会談を行い、北朝鮮問題の平和的解決を目指すことで一致した。しかし、これに向けた両国の方案について、韓国メディアは「温度差が見られた」と指摘している。資料写真。

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2017年12月19日、河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は東京で会談を行い、北朝鮮問題の平和的解決を目指すことで一致した。しかし、これに向けた両国の方案について、韓国・聯合ニュースは「温度差が見られた」と指摘している。

報道によると、韓国が強力な対北朝鮮制裁・圧力と同時に対話を通じた外交的努力を強調した一方で、日本は北朝鮮への圧力を最大化して北朝鮮の核ミサイル政策を変えることに重点を置いた。

この「微妙な立場の差」は、両国の外交当局が会談後に発表した報道資料でも見られたという。

韓国外交部は「両外相は北朝鮮の弾道ミサイル発射によりさらに緊迫化した朝鮮半島情勢に対する評価を共有し、『北朝鮮の核問題の平和的解決』という共通の目標を再確認した」と説明、「両外相は強力な対北朝鮮制裁・圧力に加え、北朝鮮を非核化に向けた対話の場に引き出すための外交的努力を続けることで一致した」と強調した。

一方、日本の外務省が発表した資料には「対話」や「外交」という単語自体がなかったという。外務省は「両外相は問題の平和的解決のため、北朝鮮の政策変更に向けたあらゆる手段を講じ、対北朝鮮圧力を最大限まで高める国際社会の対応を主導していく問題について議論した」と説明、「河野外相は安保協力、安全保障理事会での(北朝鮮)対応などさまざまな場面で日韓、日米韓が緊密に協力していきたいと述べた」と発表した。

これについて、聯合ニュースは「日本が対話という単語すら使わなかったのは、安倍晋三首相がこれまでに『対話のための対話は意味がない』などと主張し、北朝鮮への強硬姿勢を貫いてきたことと関係がある」と指摘している。

この報道に、韓国のネットユーザーは「なぜ会談結果を別々に発表する?。うそをついているのはどっち?」「国民はいつも本当のことを知ることができない」と混乱した様子を見せている。また「日本は戦争したいの?」「やっぱり日本は信じられない。朝鮮半島で戦争が起きることを望んでいるのだろう」など日本への不信の声も多い。

一方で、「北朝鮮の核への対応に関しては日本の方が常識的」「これが韓国の現実。実際、韓国以外の国は全て強力な北朝鮮制裁に賛成している。対話による解決が正しいと思うが、ここまで来たら韓国も北朝鮮制裁に積極的に賛同する姿勢を見せた方がいい」「またコリアパッシング?今回の政府の外交を通じて、世界における韓国の地位の低さを思い知らされた」など韓国政府の対応に疑問を示すユーザーもみられた。(翻訳・編集/堂本)