老若男女が楽しめる漫画博物館=(聯合ニュース)

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【富川聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の京畿道富川市は、ユニークな発想で隙間市場を開拓した都市だ。

 その代表格が、老若男女問わず親しまれている漫画をテーマにした韓国漫画博物館。

 建物の2階に上がると、40〜50代なら誰もが覚えている漫画雑誌「宝島」の大型表紙が出迎えてくれる。

 館内には、幼い頃によく出入りしたような町の貸本屋が再現されている。店の前でチカチカと点滅する街灯までそのままだ。

 貸本屋の横の小窓をのぞくと、家族が小さな部屋に座って白黒テレビを見ている姿が見える。今では見られなくなった懐かしい場面だ。

 博物館には、1950年代から約50年にわたり連載された4コマ漫画の「コバウおじさん」から最新の漫画までが網羅されている。

 70年代の人気漫画家、吉昌悳(キル・チャンドク)や申文寿(シン・ムンス)の作品も展示されている。

 1階には、似顔絵画家が観覧客の姿を描いてくれるブースがある。韓国漫画博物館は童心に返ることができる場所だ。

 富川といえばもう一つ思い浮かぶのが、富川映像文化団地内の工房通りにあるキムチテーマパークだ。

 韓国農林水産食品部が指定したキムチ名人第1号で、世界キムチ協会会長の金順子(キム・スンジャ)氏が韓国のキムチ文化を広めるために設立した。

 立派な韓屋(韓国伝統家屋)の中から、子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてくる。近くの幼稚園からキムチ漬け「キムジャン」体験をしに来たのだという。

 中に入ると、小さな子どもたちがキムチのヤンニョム(調味料)をあえている。キムチを漬けるのは難しいが、ベテラン講師が教えてくれるおかげか子供たちも興味を持っているようだ。異口同音に「キムチがおいしい」というのがかわいらしい。

 ここでは毎日キムチ漬け体験が行われている。金氏やその弟子がキムチの由来や歴史、効能、キムチを漬ける方法について説明し、実習を行う。月曜日は休館だ。

 近くには富川工房通り・韓屋体験村もある。

 富川の郷土文化や韓国の伝統と民俗文化を体験できる韓屋体験村には名匠の工房もあり、製品の見学だけでなく購入も可能だ。

 韓屋体験村では、両親とともに韓屋で1泊した子どもがチェックアウトしているところだった。韓屋の内部に入ると、扉の前に厚いカーテンをつけて結露ができやすい冬の韓屋の短所をカバーし、快適に宿泊できるよう努力している様子だった。内部には現代式の台所とトイレが備えられている。

 富川には、ミニチュア建築物のテーマパーク、アインスワールドもある。年中無休で運営されており、各国の有名な建物のミニチュアを見物することができる。夜景が特に見どころだ。

 富川では寺の生活を体験するテンプルステイも可能だ。近郊の光明市にある金剛精寺では、山寺に滞在し自然を満喫しながら自らを省みる大切な時間を体験できる。

 費用は1泊2日で5万ウォン(約5200円)と比較的リーズナブルだ。ただし団体生活の規律と規則を守るよう、くれぐれも気をつけたい。