大元昆布海産(株)(TSR企業コード:151055807、法人番号:6380001013230、いわき市四倉町字芳ノ沢153、登記上:同市久ノ浜町久ノ浜字中浜37、設立昭和38年11月、資本金1540万円、新妻正啓社長)は再度の資金ショートを起こし12月14日、行き詰まりを表面化した。12月15日までに事業を停止し、事後処理を渡辺正之弁護士(渡辺正之法律事務所、同市平五町目15−6、電話0246−25−2285)に一任している。
 負債総額は約2億円。

 昆布・わかめなどの海藻加工品製造業者。看板商品である「きざみ昆布」は関東・関西方面の海産物卸問屋に取引基盤を築いてきたほか、大手食品メーカーのPB商品製造も手掛け、平成16年12月期には約3億5100万円の売上高を計上した。しかし、その後は原料価格高騰や製造コストアップなどの問題を抱えて業績は後退。23年3月に発生した東日本大震災では津波被害により工場が全壊する事態となった。
 23年11月には、いわき市と中小企業基盤整備機構が整備したいわき四倉中核工業団地の仮設工場で事業を再開したが、原発事故による風評被害の影響を受けて業績は低迷。28年12月期の売上高は約1億3000万円にまで落ち込んで資金繰りも逼迫し、事業継続を断念した。