LEADERS online /  南青山リーダーズ株式会社

写真拡大

ロボットアドバイザー投資のメリット

具体的に、ロボアド投資にはどんなメリットがあるのかまとめてみよう。

(1)専門的な知識や勉強の時間がなくてもチャレンジ可能
最大のメリットは、ロボット(コンピュータ)が投資家の希望を読み取って最適な投資先を提案し、しかも運用まで行ってくれることだ。投資の知識が乏しくて不安、また敷居が高いという投資初心者にはうってつけといえる。

(2)ネット環境があればすぐにスタート可能
ロボアドは基本的にインターネットを通しての投資なので、ネットさえつながっていれば家にいながらにして、投資を始めることができる。運営会社の窓口を訪ねる必要もないので、時間的ロスは大幅に削減される。

(3)少額から投資可能
ロボアド運営会社の投資スタイルを見てみると、ほとんどが数万円からスタートできる。なかには1万円からというところもある。まとまった資産をもっていなくても、それこそ庶民が手軽に投資を始めやすい環境も魅力のひとつだ。

(4)手数料など運用費が安い
ロボアドのメリットのひとつは、人間の介在する余地を大幅に削減していること。なにしろコンピュータが投資先を判断しているのだから。そのため、投資にかかる人件費が一般の他の投資と比べると少なくて済む。ロボアド運営会社を見てみると、その特性から手数料はほぼ1%未満となっている。

(5)資金の流動性や換金性が高い
ロボアドは、投資によって利益が出たときやこれ以上の損を解消したいと思ったときには、すぐに換金できる。おおよそ「3営業日」後が目安だ。ソーシャルレンディングなどのように半年から1年、途中解約ができないという不便はない。別の投資商品に取り換えることも、すぐさま可能ということだ。

投資家に人気の、ロボットアドバイザー運営会社

では、いま投資家に人気のロボットアド運営会社(「人気のロボアド運営会社」図参照)を紹介しよう。

(1)テオ(お金のデザイン)── 投資一体型
1万円からの投資が可能で手軽にチャレンジしやすい。また投資一任型なので、投資の提案から買い付けまですべてを代行してくれる。投資信託に不慣れな初心者でも、比較的安心してロボアド投資を行うことができる。さらに、世界中の成長資産への分散投資を行っており、その分リスクも軽減されている。

(2)ウエルスナビ ── 投資一体型
2017年10月に総資産300億円突破。申込件数も4万5000件を超え、預かり資産・運用者数ともロボアド業界ナンバーワンを誇る。手数料は預かり資産の1%で、取引による手数料はかからない。世界の富裕層や機関投資家向けの、金融アルゴリズムを利用している。

(3)楽ラップ(楽天証券)── 投資一体型
楽天証券が運営するロボアド。投資一体型で、急激な相場変動の際には緊急的なリスク回避プランが発動する。おもに国内投信で、もちろんインターネットですべての手続き、取引が完結し、いつでも運用実績を確認できる。

(4)スマートフォリオ(みずほ証券)── アドバイス型
「みずほ」が運営するロボアド。2分ほどの簡単な無料診断で、ポートフォリオの提案が受けられる。機関投資家向けの豊富な実績を持つみずほ第一フィナンシャルテクノロジーが、個人投資家へのアドバイスをしてくれる。

(5)投信工房(松井証券)──アドバイス型
松井証券が運営しており、手数料は0.40%と格安。無料診断でロボアドバイザーを体験することもでき、試しに……というロボアド初心者には価値がある存在だ。また、積立制度があり、500円から積立投資をすることが可能。

ロボットアドバイザー投資で注意したい点


初心者でも手軽に投資ができそうで、“いいことずくめ”の感じを受けるロボアド……。
だが、不安要素がないわけではない。もちろん投資である限り、儲かるときだけではなく、損をすることもある。元本割れの危険性があることも忘れてはいけない。

さらに、このロボアド特有のリスクもある。
それは、なにしろまだ新しいということだ。たった1年ほどの実績しかないため、まだまだわからないことがたくさんある。人間が極力介在しない、つまり投資の専門家ではなくロボットが提案した内容のものが、本当に長期にわたって利益を得るのか、まだ何の検証もなされていない。
ましてや、リーマンショックなどのような誰も予測できなかった突然の金融危機などを、まだ一度も経験していない。そうした不測の事態が起こったとき、ロボアドはどんな対処をしてくれるのか、実はまだ誰にもわからないのだ。

だからこそ、投資のプロをはじめとする専門家はおしなべて言う。
「手軽にロボアドに挑戦するのはいいが、あくまでも余剰資金で、しかもあまり長期に投資するのではなく、短期的な投資がベターだ」と。ぜひ、そのあたりもしっかり考慮してロボットアドバイザー投資を行いたいものだ。

前回〈Vol.1〉の記事はこちら


≪記事作成ライター:小松一彦≫
東京在住。長年出版社で雑誌、書籍の編集・原稿執筆を手掛け、この春退職。今後はフリーとして、さまざまなジャンルの出版プロでユースを手掛ける予定。

【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/