(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images, Facebook/大紀元合成)

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 2015年11月中旬、米カリフォルニア州モデスト(Modesto)市のあるATMで、現金を取り忘れてしまったおばあさんがいました。その現金を発見した男性の行動をきっかけに、心温まるストーリーへと発展した出来事をご紹介します。

 ある日、現金を引き出そうと、ドライブスルーのATMに立ち寄ったボビー・プーリア(Bobby Puryear)さん。 すると、機械の受け取り口に500ドル(約5万6千円)の現金があるのに気づきました。辺りを見回してみましたが、誰もいません。プーリアさんから相談を受けた銀行員は、現金の持ち主を探すことにしました。

ATMに500ドルのキャッシュが(陈明/大紀元)

 翌日、プーリアさんのもとへ、持ち主が見つかったとの連絡が。銀行員のはからいで、3人で同時に電話で話す機会が設けられました。現金の持ち主である一人暮らしの92歳のエディス(Edith)さんは、「支払うためのお金を失くしてしまって、困っていました」「480ドル(約5万5千円)を家賃に、残りの20ドル(約2300円)は一カ月の生活費です」とプーリアさんに話しました。「でも、あなたには感謝しています。その20ドルを謝礼金としてあげましょう」と付け足しました。

 わずかな生活費で暮らしているお年寄りが、謝礼金を払うとまで言ってくれている。慎ましやかで誠実なエディスさんの人柄に心を打たれたプーリアさんは、とっさに銀行員に告げました。「僕の口座から200ドル(約2万3千円)をエディスさんに振り込んでください」。プーリアさんの横でずっと3人の会話を聞いていた友人は、「100ドル(約1万1500円)を足してください。僕からも送金します」と、思いがけない展開に。

 1時間後、プーリアさんのもとへ再び銀行員から電話がかかってきました。彼と友人の寛大な配慮が銀行内で話題となり、エディスさんを支援したいという有志から300ドルも集まったとのこと。エディスさんは失くした500ドルを取り戻せただけでなく、さらに彼女を気遣う人々から600ドルが届いたのです。

 その後、プーリアさんはエディスさんをサンクス・ギビングの夕食にも誘い、友人たちの助けもあって、彼女に温かい食事を提供する運びとなりました。なぜここまで彼女を気遣うのか、という問いに対して、プーリアさんは、「小さい時から両親にそう教わりました。普通に正しいことをしただけです」と話しています。

(翻訳編集・豊山)