国際テニス殿堂が「アニュアルファンド」でノボトナの遺産保存をサポート

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今年11月19日に死去したヤナ・ノボトナ(チェコ)を追悼するため、WTA(女子テニス協会)は、国際テニス殿堂のアニュアルファンドへの寄付をサポートすると公式サイトで発表した。

このアニュアルファンドの収益は、テニスの歴史的に重要な物品の収拾と保存、ミュージアム建設や学校教育プログラム、新興国でのテニス活動をサポートする慈善事業などに利用されている。

今回のファンドはファンや関係者を問わず行えるもので、ノボトナの名義で寄付することによりノボトナの遺品の保存や展示をサポートする。現在、国際テニス殿堂では、ノボトナが1998年に3度目にして勝ち取った「ウィンブルドン」の決勝で使用したラケットが展示されている。

ノボトナというと、その3度のチャレンジでようやく手にした「ウィンブルドン」優勝だろう。1993年に対シュテフィ・グラフ(ドイツ)で苦い敗北を経験し、1997年にはマルチナ・ヒンギス(スイス)の勢いに押され、1998年でトロフィーを手に入れた。当時29歳だったノボトナは、オープン化以降最年長初優勝者にもなった。

サーブ・アンド・ボレーと片手バックハンド・スライスのプレースタイルで、4種類のサーフェースで優勝経験を持ち、シングルスでは「ウィンブルドン」を含む24タイトルを獲得している。シングルスで世界ランキング最高2位。またダブルスの名手としても知られ、1990年にダブルスの世界ランキング1位になった。ヒンギスと組んだ1998年には「全仏オープン」、「ウィンブルドン」、「全米オープン」とグランドスラム3連覇を成し遂げた。キャリアで計76のダブルスタイトルを獲っている。

2005年に国際テニス殿堂入りしたノボトナは、記念式典で「私は夢を積み上げてきましたが、それが認められ、今日この栄誉を受けることができました」と喜びを語っていた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は1997年「ウィンブルドン」決勝でヒンギスと対戦したノボトナ
(Photo by Clive Brunskill/Allspor)