2年連続の経営赤字となった香港海洋公園は、4年連続の入場料値上げで経営の建て直しを図ることがこのほど明らかになった。

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2年連続の経営赤字となった香港海洋公園は、4年連続の入場料値上げで経営の建て直しを図ることがこのほど明らかになった。同園は2億香港ドル(約28億7000万円)の赤字を記録した後、14日に2018年1月1日から入場料を値上げし、昼間の入場料を大人480香港ドル(約6880円)、小人240香港ドル(約3440円)に設定し、1割近くの値上げ幅となった。大人料金だけを見ると、4年で135香港ドル(約1930円)の値上げとなり、合計の値上げ幅は40%に達した。香港紙・大公報の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

香港海洋公園は14日に2016/17年度業績報告を発表した。今年6月30日時点で、過去1年間の観光客数は延べ580万人で、前年同期の延べ600万人から4.03%の微減となり、4年連続で減少となった。それに対して、年間収入は増加に転じ、昨年の16億1480万香港ドル(約231億7400万円)から16億2000万香港ドル(約232億4900万円)に微増した。うち、園内の消費が4億8500万香港ドル(約69億5500万円)、入場料収入が11億3500万香港ドル(約162億7700万円)で、前年同期比でそれぞれ0.98%と0.03%の微増となった。経営コストは昨年の13億500万香港ドル(約187億1400万円)から12億9000万香港ドル(約184億9900万円)に縮小され、これにより、経営利益は3億3000万香港ドル(約47億3200万円)で、昨年の3億1000万香港ドル(約44億4600万円)から微増した。しかし、減価償却や貸し倒れなどを入れて計算すると、経営赤字は2億3400万香港ドル(約33億5600万円)となり、昨年の2億4100万香港ドル(約34億5600万円)から3%減少となっている。

同園の孔令成主席は、「過去一年の個人旅行客数は増加傾向にあり、多くの主要客源市場の観光客数は喜ばしいほどに増加している。例えば、日本人観光客は年間で29%、インドネシア人観光客は27%、フィリピン人観光客は14%、韓国人観光客は5%増加している。当園は収入源を積極的に拡大させ、入場者数の増加に尽力する」と話した。

しかしながら、同園は2年連続の経営赤字となったため、2018年1月1日から再び入場料値上げを行う。昼間の大人料金は現在の438香港ドル(約6280円)から480香港ドル(約6880円)、小人(3−11歳)料金は219香港ドル(約3140円)から240香港ドル(約3440円)で、平均9.6%の値上げとなる。また、香港地区住民は来年2月28日まで割引サービスを受けることができる。

同園では来年から、香港住民限定の誕生月割引サービスを初めて導入する。この割引サービスは、香港住民の身分証明書を持つ人々を対象とし、入場料無料になる誕生日当日を除いた誕生月の期間内に入場料が15%引きになり、1人1回につき4枚まで入場券が購入できるというもの。大人料金で計算すると、割引サービスされた入場料は408香港ドル(約5850円)となり、現在の入場料より30香港ドル(約430円)安くなる。

資料によると、香港海洋公園は来年の値上げを加えると、過去8年間ですでに6回も値上げしたことになり、ここ4年は連続で値上げしている。大人料金は2011年の250香港ドル(約3580円)から来年は480香港ドル(約6880円)に値上げし、合計の値上げ幅は92%を上回った。香港ディズニーランドは同期間内に大人料金を5回値上げしており、2011年の350香港ドル(約5020円)から現在は589香港ドル(約8450円)まで値上げし、合計の値上げ幅は68.3%に達している。(提供/人民網日本語版・編集/YK)