19日、慰安婦問題の解決に取り組む韓国の市民団体「挺身隊問題対策協議会」は、東京在住の元慰安婦ソン・シンドさんが16日午後に死去したと明らかにした。写真は韓国にある慰安婦歴史館。

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2017年12月19日、慰安婦問題の解決に取り組む韓国の市民団体「挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は、東京在住の元慰安婦ソン・シンドさんが16日午後に死去したと明らかにした。

挺対協によると、1922年に韓国忠清南道で生まれたソンさんは1938年に中国へ行き、そこで慰安婦生活を強いられた。1946年に「結婚して日本へ行こう」という日本軍人の言葉を信じて日本に渡るも到着後に日本軍人は姿を消し、その後は在日韓国人男性と共に日本で生活していたという。

ソンさんは海外に住む最後の慰安婦生存者だった。また、日本に住む元慰安婦の中では唯一、日本政府を相手に謝罪と賠償を求める訴訟を提起した人物だという。

ソンさんの死去により、韓国政府に登録されている元慰安婦のうち生存者は32人に減った。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「たったの10億円で(元慰安婦の)おばあさんたちを日本に売った朴槿恵(パク・クネ)が許せない」「おばあさんを最後まで苦しめたのは韓国政府」「政府のせいで国民が泣いている」など、15年末の日韓慰安婦合意を結んだ前韓国政府に対する怒りの声が数多く寄せられている。

そのほか、「次の人生では必ず幸せになってほしい」「つらい記憶を全て捨て、天国でゆっくり休んでください」などと願う声や、日本政府に対し「心から反省し謝罪してほしい。同じ悲劇を繰り返さないためにも」「もう時間がない。日本政府が一言謝罪すれば解決するのに」などと訴える声もみられた。(翻訳・編集/堂本)