【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)は19日、被害者の宋神道(ソン・シンド)さん(95)が東京で死去したと発表した。

 宋さんは外国で暮らす最後の韓国人慰安婦被害者だった。韓国政府に登録されている慰安婦被害者239人中、生存者は32人に減った。

 挺対協によると、宋さんは1922年に忠清南道で生まれ、38年から中国で慰安婦としての生活を強いられた。1946年、「結婚して日本に行こう」という日本軍人と共に日本に渡ったが、到着後ほどなくしてその軍人が去って行った。

 その後、在日韓国人男性と暮らした宋さんは、日本在住の韓国人慰安婦被害者として唯一、日本政府を相手に謝罪と賠償を求める訴訟を起こした。1993年に提訴し、2003年に最高裁で敗訴が確定した。

 2007年には宋さんの10年にわたる裁判の記録などを元に作られたドキュメンタリー映画「在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい オレの心は負けてない」が公開された。