田中大貴(アルバルク東京)

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前半戦の明暗はハッキリ分かれた。『Bリーグチャンピオンシップ2017』セミファイナルで激突した両軍は今季、アルバルク東京が19勝4敗で東地区1位を走るのに対し、川崎ブレイブサンダースは13勝10敗・東地区4位に甘んじる。

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A東京はエース田中大貴に大型ルーキー馬場雄大、日本人ビッグマン竹内譲次、元NBAのジャワッド・ウィリアムズやアレックス・カークらタレントがズラリ。しかも、個の才能に頼るのではなく、ルカ・パヴィチェヴィッチHCのもと全選手が40分間にわたり、ハードワークを厭わない。その上、勝負どころではエースが大仕事をやってのけるのだ。

12月17日、栃木ブレックス戦との第2戦。60-58で迎えた最終クォーター残り3分15秒、ボールを奪われPG田臥勇太に速攻からレイアップに持ち込まれるも、SG田中がチェイスダウンブロックをズバリ。同点のピンチをビッグプレーで回避し、そのままA東京が栃木に連勝を飾った。

思えば、10月25日の川崎戦でも、田中が勝負を決めた。90-89の接戦での第4Q残り47秒、田中がショットクロック寸前に3Pシュートを沈め、勝負あり。A東京が99-91で今季一発目の対戦で勝利を手繰り寄せたのだった。

川崎も戦力では劣らない。1880得点は東地区1位、リーグ全体でも3位につける。初代得点王のニック・ファジーカスは今季もずば抜けた得点能力を発揮。日本代表でも司令塔を務める篠山竜青、Bリーグ随一のSG辻直人とタレントが揃う。

強豪との直接対決にも負けてはいない。中地区1位で20勝3敗と最高勝率を誇るシーホース三河に1勝1敗、東地区2位の千葉ジェッツに1勝1敗、同3位のサンロッカーズ渋谷に2勝2敗と五分の星を残している。

では、なぜ川崎は今ひとつ波に乗り切れないのか。2連戦の初戦の勝率が悪すぎるのだ。第1戦の成績は4勝7敗である。第2戦の成績は9勝2敗と言えば、いかに初戦を苦手としているか、理解できるだろう。

12月16・17日の千葉戦でも、初戦は57-79といいところなく大敗を喫し、翌日には78-70で競り勝った。しかも、第1Q残り3分でPG篠山が負傷交代する絶体絶命のピンチに陥りながら、勢いに乗る千葉の猛攻を跳ね返したのだ。

川崎には第1戦を落としても、第2戦に巻き返す力がある。だが、初戦を落とすから、連勝はできない。1勝1敗で日程を消化していくから、順位も勝率も上がらない。

いかに好不調の波をなくすか。これは川崎の最大のテーマである。しかも、ライバルA東京との今季2試合目は、単発で開催される。そう前回と同様に、巻き返す第2戦がないのである。『2017-18 B1リーグ戦』川崎×A東京は12月20日(水)・川崎市とどろきアリーナにてティップオフ。チケット発売中。