ヤマハの『ビラーゴ』といえば、世界中のビルダーがカスタム作品を生み出し続けているカスタムベースとして人気のバイクだ。「Industrial Moto」による『Project SCOUT』も、1983年製の海外向け『XV920 Virago』をベースに製作されている。その土臭いながらも完成度の高いスタイリングには、思わず目を見張るものがあると言わざるを得ない。

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『Project SCOUT』の外観的で目を惹くのは何よりもその味わい深い塗装だろう。タンクのロゴやサスペンションには、ワンポイントとしてソーラーフレア色の塗装が施されている。





ブロンズ、ラスト(サビ)、サテンブラックとつや消しカラーで塗装されたボディはあまりにも完成度が高く、ある意味、よくできたプラモデルの汚し塗装のようにも見えてしまうから不思議だ。



シングルシート仕様のサブフレームとシートは手作りのもの。上等なソファのような、柔らかそうな素材が印象的だ。またシートの後方には小型のブレーキランプが搭載され、すっきりしたバックスタイルに貢献している。



アナログ的な美しさを追求したマシンかと思いきや、ハンドル根本のトップブリッジには小さなディスプレイを搭載。なんとスマホ向けアプリ「m.ride」と連携させることで、電子部品のプログラムやコントロールができるそうだ。

『Project SCOUT』はIndustrial MotoのWebサイトにて1万4500ドル(約160万円)の販売用車両として掲載されていたのだが、惜しくもすでに売り切れとなってしまった。とはいえ、こんなクールなカスタムバイクが現実的な価格で販売されていた事実は嬉しい限り。Industrial Motoの次回作に期待したい。

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Project SCOUT(Industrial Moto)

text塚本直樹