式典に参加する92歳の日本人女性(手前左)ら

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(台南 19日 中央社)南部・台南市の台南女子高級中学(高校)で16日、創立100周年を祝う記念式典が開かれた。母校の慶事を喜んで集まった卒業生らの中には、同校の前身となる日本統治時代の旧制高等女学校で学んだ6人の日本人の姿もあった。

同校の前身は、1917(大正6)年開校の総督府台南高等女学校(後の台南第一高等女学校)と、その4年後に設立された台南州立台南女子高等普通学校(後の台南第二高等女学校)。両校は戦後の1947年に合併され、2000年に現在名に改名し今に至る。

台南第一出身という92歳の女性は、戦後日本に引き揚げて以来、台湾の土を踏んだことはなかった。しかし2年前、台湾の最高峰、玉山に登った孫が台南市まで足を延ばして祖母の母校を訪れ、学籍簿や成績表などを見つけたことがきっかけで再び縁がつながった。同校の鄭文儀校長は昨年、自ら日本の女性宅を訪ね、式典に招待した。

娘や孫に付き添われて15日に訪台した女性は、空港に降り立った途端、感無量の涙をこぼしたという。

(張栄祥/編集:塚越西穂)