18日、米華字メディア・多維新聞網は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中は、屈辱的な外交であったとする各国の報道を伝えた。写真は訪中する文大統領。

写真拡大

2017年12月18日、米華字メディア・多維新聞網は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中は、屈辱的な外交であったとする各国の報道を伝えた。

文大統領は13日から16日の4日間の日程で中国を訪問。高高度防衛ミサイル(THAAD)で緊迫化した中韓関係の修復を目的としていたが、文大統領に随行していた韓国人記者が警備員に殴打されるトラブルがあったほか、14日に習近平(シー・ジンピン)国家主席との夕食会に招待された以外は中国側から招待がなく、文大統領夫妻が普通の食堂で食事をするシーンもあった。このため、韓国メディアからは「中国の対応には礼を失する点が多々あった」との不満の声が噴出しているという。

韓国紙・東亜日報は16日、「文大統領が中国に到着してから習主席と会うまで29時間もかかった。空港に出迎えにやってきた中国側の官僚は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領よりも2段階低いクラスだった。訪問初日には、指導者クラスの政治局常務委員が1人も姿を見せなかった」などと指摘。「スケジューリングや会談の議題に関する協議の時点から、中国は薄情な態度を見せていた」と評している。

また、米国際放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は17日、「中国はTHAAD配備問題で韓国に不満を持っているため、両国首脳会談後の共同声明が発表されなかった。このような訪中では成果を挙げるのは難しかった」と評した。また、「文大統領は対中外交で成功を得られなかっただけでなく、中国寄りの立場をとったことで日本の不満も引き起こした」と指摘。「9月にニューヨークでの国連総会に際して行われた日米韓首脳によるランチミーティングで、文大統領はトランプ米大統領と安倍晋三首相に対して『米国は韓国の盟友だが、日本は違う』と発言していた」などと伝えている。(翻訳・編集/川尻)