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下北沢の街の喧騒から少し離れた東北沢駅の周辺を通りかかるとき、どうも前から気になっている店がある。オレンジ色の看板にピラミッドのイラスト、「エジプト料理」の文字。こんな場所にエジプト料理が食べられるお店があったなんて! 今回は「Deli Shop うちむら」(東京都世田谷区)で、普段はあまり食べられない料理を賞味してきた。

○住宅街の中に突然現れるエジプト感

小田急線「東北沢駅」から徒歩2、3分に場所にある「Deli Shop うちむら」は、うちむらさんとエジプト人のご主人で切り盛りしている。店内は3人掛けのテーブルが2卓と2人掛けのテーブルが1卓と小規模だが、デリショップと謳っていることからも分かるように、テイクアウトでの提供も多いようだ。しかしながら、エジプトっぽさ満載な装飾品が飾られている店内は、どことなく家庭的な雰囲気もあって落ち着けるので、店内で食べるのもオススメ。

ところで、なぜここでエジプト料理を始めようと思ったのだろうか? 閑静な住宅街に、突然エジプトが現れた感じで意外なんですが…? うちむらさんに聞いてみると、もともとご両親が精肉店を営んでいたが、年齢的なこともあり閉店することになったのだとか。そこで、エジプト人の主人がもともと料理上手なこともあり、元の店舗をD.I.Yで改装して、まずはテイクアウトからお店をオープン。それが2004年のことだそうだから、結構歴史のあるお店なのだ。

もっと遡ると、うちむらさんは一時期エジプトのカイロに住んでいたことがあったそうで、「王家の谷」で有名なルクソールで小さなペンションを経営していたご主人と出会って結婚。その後1998年頃、家族で日本に移り住んで今に至るという。エジプトで出会うなんて、なんだかロマンを感じさせるなあ。『王家の紋章』を読みたくなってきた!

○パンと相性がいいエジプト料理たち

さて、今回注文したのは「ショワルマサンド」(税込540円)と「ムサッアー」(税込380円)。ショワルマの肉はチキン、ビーフ、ラムの中から選べるので、ラムをチョイス。う〜ん、それにしても、どちらも普段の食生活からは内容が想像できないが、ショワルマサンドとは、そぎ落とした肉をピタパンに挟んだサンドイッチ。

見た目はケバブっぽいなあ〜と思ったのだが、まさにアラビア語とトルコ語の違いがあるだけでショワルマサンドとケバブサンドはまったく同じものなんだとか。知らなかった! そして、「ムサッアー」は茄子とピーマンを油で炒めたものだ。

では、筆者にとって未知との遭遇、エジプト料理。いただきます! ショワルマサンドをひと口頬張ると、厚みのあるピタパンがまずおいしい。ふんわりとして、ピタパン自体の味もほんのり感じられる。

その中に包まれたラム肉は、塩コショウだけで味付けして炒めているそうだが、奥深い味だった。ピリ辛のソースともマッチしており、噛みしめるたびにジワ〜っとうま味が広がってくる! これは想像以上の味だ。また、玉ねぎとピーマンの食感も楽しめて結構ボリュームもあり。オリーブの味も鮮烈で、お口直しにちょうど良い。

ムサッアーは、追加で注文したピタパン(税込90円)に入れて食べてみた。この料理は一般的なエジプトの家庭料理で、家庭によって若干作り方も違うそうだが、茄子とピーマンをにんにくと塩、乾燥コリアンダーで味付けして炒めたもので、酢をちょっと入れているのがこの店のこだわりだ。

現地のムサッアーは、かなり油の量も多いようだが、油を抑えめにしてヘルシーにしているのも特徴。ピタパンに挟んで食べてみると、これまたおいしい! ご飯との相性もよさそうだ。このおいしさで、合計1,000円程度。異国気分も楽しめて財布にも優しいんだから言うことなしだろう。

ちなみに、店の売りの1つにカレーもあり。エジプトにカレーはないものの、オリジナルのレシピで作っており、こちらも人気のようだ。もちろんテイクアウトもOK。ほかにも気になるメニューが豊富で楽しめるので、ぜひ1度訪れてみてほしい。

●information

Deli Shop うちむら

住所: 東京都世田谷区北沢3-2-11

営業時間: 月〜土11時〜15時、17時〜20時30分

定休日: 日曜日、第3月曜日