チケットの売上不振が続く平昌五輪【写真:Getty Images】

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在韓外国人対象に交通費、宿泊費も“タダ”…米経済誌「ありえない事に見えるが…」

 来年2月9日に開幕する平昌五輪はチケットの売上不振が続き、集客力アップが課題の一つとなっている。そんな中、在韓外国人に対し、SNSに母国を応援する趣旨の投稿をすれば、交通費、宿泊費も含め、平昌五輪のチケットが無料でもらえる、というユニークな取り組みを行っているという。米経済誌「フォーブス」が伝えている。

「愛国的な記録を投稿すれば交通費、宿泊費、2018年冬季五輪のチケットが無料――ありえない事に見えるが、これがソウル発の組織が在韓外国人にオファーした内容だ」

 こうつづられた記事によると、SNSに母国を応援する趣旨の投稿をアップすれば、交通費、宿泊費を含め、平昌五輪のチケットが無料でもらえるという取り組みが行われているという。

 異例のサービスを推し進めるのは、韓国人と韓国に拠点を置く海外企業との間での商取引、投資、異文化学習を促進させる組織「ソウリアン」。マーケティング責任者は「もし、外国人で溢れるようになれば、これは韓国にとって素晴らしいマーケティングだ。我々は外国人に楽しい時間を過ごしてもらいたいんだ」と話したという。

定員500人…「絵文字の国旗付きろうそく」で無料チケットを楽々勝ち取るファンも

 背景にはチケット売上が伸びていないことがあるようだ。記事では、ブルームバーグが12月にレポートした最新情報として、売れたチケットは「目標の110万枚に遠く及ばない33万枚」と目標の1/3以下にとどまり、内訳として「海外の購入者が17万9200枚を手にし、韓国人が16万5000枚を購入している」と紹介している。

「韓国政府とともに動員増加させる施策の中で、ソウリアンは元々の200人を増やし。500人の外国人に定員を用意した」といい、ソウリアンのウェブサイトによれば、興味のある参加者はただソーシャルメディアに「どのように母国を応援したか」を投稿するだけでOKと紹介している。

 ただ、ネット上に集められた実際の投稿集にはアメリカ、カナダ、チェコ、ハイチの旗を持った熱狂的な人々が大々的に映っている一方で「他の者はもっと関与の少ない写真で無料チケットを勝ち取っている」と記述。「例えば、ただ絵文字の国旗が張り付けられたろうそくを持つ笑顔の女性、クラブにいるタンクトップ姿の男性などだ」という。

 韓国で初めて行われる冬季五輪。羽生結弦(ANA)ら世界的に人気選手を擁するフィギュアスケートを中心に集客力を高めたいところ。すべては平昌五輪を盛り上げるため。一人でも多く4年に一度の夢の祭典を観戦してもらおうと、あの手この手で取り組んでいる。(THE ANSWER編集部)