16日、鳳凰週刊は、中国人観光客が「爆買い」する日本の漢方薬を、日本人はあまり使っていないと伝えた。写真は中国人観光客。

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2017年12月16日、鳳凰週刊は、中国人観光客が「爆買い」する日本の漢方薬を、日本人はあまり使っていないと伝えた。

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記事は、「中国人が日本の漢方に熱をあげている」とし、「先日、日本で医療に従事したという肩書きを利用し、高額な偽の『漢方薬』を中国国内で売りさばいて逮捕された被告の裁判が話題になったが、この問題の根源は『日本の医学博士が開発した中国医学の秘伝レシピ』という宣伝文句に中国の消費者があらがえなかったことにある」と紹介。そして、「大型連休になると中国人観光客が日本のドラッグストアに大挙して押しかけ、日本の漢方薬を買い占める。その多くは、日本語の説明が読めないにもかかわらずだ」と指摘した。

そのうえで「日本の漢方薬の管理はとても厳しく、薬局方に収載されている200余りの生薬・処方エキス剤しか使えないことになっている。自由度が制約される代わりに、安全や効果が保証されている」と説明。また、「現代医学にのっとって厳しく規範化されている日本の漢方薬の説明書きには、具体的な副作用が明記されている。そのため、中国人が日本の漢方薬を『爆買い』するのも理解できる」とした。

しかし一方で、「日本では漢方医薬が西洋医薬と対等の地位を得ているわけではない」とも指摘。「漢方薬は現代医学の免許を持つ医師しか処方することができず、漢方薬も臨床試験を通す必要がある。そして、日本の漢方薬局では治療行為やその宣伝は認められず、『指導』『相談』しかできないことが法律で定められている。日本の漢方市場は女性、健康維持、高齢者の疾病がメインターゲットなのだ」と論じた。

さらに記事は、1996年に小柴胡湯を服用した患者らが死亡する事故が発生したことを挙げ、「日本の漢方薬はその信用性が揺らいだ。このため、宣伝やマーケティング、製品デザインに注力して顧客を獲得する方針を取らざるを得ない状況」と指摘。「中国人観光客に迎合するというのも、その一環なのである」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)