昨年11月に東京で発生した中国人留学生殺害事件の初公判が先日行われたことで、中国国内では日本での留学生活に対する注目が再び高まった。中国メディア・今日頭条は16日、「日本人の中国に対する理解は、非常に限られている」とする、日本留学中の中国人学生の話を紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 昨年11月に東京で発生した中国人留学生殺害事件の初公判が先日行われたことで、中国国内では日本での留学生活に対する注目が再び高まった。中国メディア・今日頭条は16日、「日本人の中国に対する理解は、非常に限られている」とする、日本留学中の中国人学生の話を紹介した。

 この中国人学生は27歳の女性で、日本にやって来て2年だという。「日本留学でもっとも難しいのは、いろいろな日本人に中国について説明することだ」と、この学生は語っている。

 そして、「留学して間もなく、私が食事をしているのを見た日本人が『中国人も箸を使うのか』と言われて驚いた。箸は中国人が最初に使い始めたものだろうに。その後、このようなケースが次から次へと出てきて、私は多くの日本人が中国に対して非常に限定的な理解に留まっていることに気がついた」とした。

 また、「彼らは中国人留学生について、みんなお金持ちだと思っていて、私のように欧米に留学するお金がないから日本留学を選ぶ人がいることを知らない。そして、北京と上海しか知らず、他の地方都市は全て農村だと思っている人もいるし、上海が中国の首都だと思い込んでいる人もいる。中国全体の空気が汚いとも思っている。さらに閉口したのは、中国人は全員卓球が上手だと思い込んでいること。9歳の女の子と卓球をして負けた時に、その子から『中国人じゃないの?』と言われた」と吐露している。

 学生はさらに「日本人と何度か口ゲンカをした。居酒屋のバイト中にお客さんともやったし、道行く人ともケンカした。ケンカの原因はみんな、彼らが中国に対する理解が足りず、とても失礼な話をしてくることにある。日本にいる私は多くの時間、とても孤独を感じる」とも打ち明けた。

 日本には中国に対してポジティブな見方をする人もいれば、ネガティブなイメージを持つ人がいる。しかし、両者よりも遥かに多いのが、中国に対して興味や関心を持っていない人たちだ。中国や中国人に対する無知や無関心は、時として日本にやって来た中国人を「悪意のない中傷」に苦しめることになる。これだけたくさんの中国人が日本にやってくるようになった今、日本の社会はもう少し中国について知ろうとする努力をしてもいいのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)