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FTISLAND、CNBLUE、SF9らが所属するFNC エンターテインメント所属のアーティストが集う音楽の祭典『2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-』が12月16日・17日に千葉・幕張メッセで開催され、2日間で2万人を魅了した。

5周年という節目を迎えた『FNC KINGDOM』は、所属アーティストのライブを1日で観られるだけでなく、グループの垣根を超えた、ここでしか見られないアーティストのコラボレーションステージやスペシャルステージが目白押しのイベント。

今年は“KINGDOM(王国)で真夜中に開催されるサーカス”をテーマに、FTISLAND、CNBLUE、AOA、N.Flying、SF9、HONEYSTら6組が出演した。

6人のピエロに導かれスタートしたのは、勇壮なリズムを刻むパーカッションセッション。チェ・ミンファン(FTISLAND)、カン・ミンヒョク(CNBLUE)、キム・ジェヒョン(N.Flying)、オ・スンソク(HONEYST)という4バンドのドラマーが一堂に会した貴重なコラボを幕開けに、出演グループが登場。

「ようこそ、『2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-』へ!」(ジョン・ヨンファ)、「ファミリーコンサート、今から始まります!」(イ・ホンギ)と、FNCを代表するフロントマンふたりが開会を宣言した。

様々なグループのライブや豪華コラボが行われた中で、5周年のアニバーサリーを彩ったのは、ホンギ(FTISLAND)とヨンファ(CNBLUE)によるドラマ『美男<イケメン>ですね』の作中バンド・A.N.JELLのジェルミとシヌの復活だ。ドラマの主題歌「Promise」では投げキスを模した振り付けまで披露し、歌いながらお互いの肩に手を置いたりと、仲の良さをうかがわせた。

トークではドラマで彼らが演じた役になりきり、「今日はふたりだけど、テギョン(チャン・グンソク)さんとミナム(パク・シネ)さんと4人で、いつか東京ドームでライブしましょう! 僕の夢ですから」と意気込むヨンファに、「A.N.JELLは3曲しかないのに!? でも、いろんなジャンルにアレンジすれば3曲で2時間できるかな?」とホンギがアイディアを出すとファンは爆笑。

A.N.JELL復活に対する会場の反応の大きさにホンギは「実は昨日(16日)のステージの後、2日目もやってほしいって言われたんです。FTISLANDもCNBLUEも頑張ってたんだけど、A.N.JELLがいちばんよかったからって」とゴキゲン。なりきりトークを続けているとヨンファが「ホンギさん、ありがとうございます。何も知らない僕にホンギ先輩がいろいろ教えてくれました。ホンギがいるから僕がいる、(FNCアーティスト第1号の)ホンギがいるからFNCのほかのアーティストもいるんです」とデビュー作である本作を思い出し急に素に戻ってマジメな話をしだすと、ホンギは「わー、トリハダ」と笑いながら照れ隠しをした。

さらに、ヨンファが好きなシーンだという明洞(ミョンドン)でミナム(パク・シネ)の後をシヌがつけるドラマの名場面を再現して「なつかしー!」と大爆笑しながら、「撮影は楽しくて、辛いことはなかった。4人はすごく仲が良くて、台本にないアドリブもたくさんやったし」(ホンギ)と、思い出話に花を咲かせた。

2曲目の「Still」では、8年前のドラマの場面写真が映し出され、会場からは大きな歓声が上がり、最後にホンギが「今度会えるのは、いつになるかわからないけど」と言いながらふたりで肩を組んで「ジェルミ〜」「シヌ〜」と言い合いながら退場していった。ふたりが揃ってA.N.JELLの曲を歌うのはドラマ撮影時以降初、約8年ぶり。『FNC KINGDOM』だからこそ、5周年だからこそできた復活劇となった。

ほかにも、普段はドラマーとしてステージの中央に立つことがないミンファン(FTISLAND)を中心に、ジェヒョン&ユ・フェスン(N.Flying)、ダウォン(SF9)らが嵐の「Love so sweet」をカバーしたり、ギタリストのジョンフン(FTISLAND)がギターを持たずにヨンビン&ジェユン(SF9)を従えて星野源の「恋」ダンスを披露するという意外性のあるコラボや、実力派女性ラッパーとして注目されているジミン(AOA)がイ・スンヒョプ(N.Flying)、ジュホ(SF9)を従えたステージ、ユナ(AOA)とインソン(SF9)がボーカルをたっぷり聴かせるスペシャルコラボなど、普段とは違ったカラーの楽曲やパフォーマンス披露した。

FNCの重鎮として、ガッツリしたライブを見せてくれたのは、FTISLANDとCNBLUE。初日はCNBLUEがトリ、2日目はFTISLANDがトリを務めたが、ライブに定評のある両バンドだけに両日でセットリストを変えて異なるライブを展開した。

CNBLUEは、とにかく楽しさが爆発。ヨンファはステージの上、そしてステージを降りて、ファンの近くをくまなく走り回り、ファンにコール&レスポンスを求めた。ヨンファはトーク中もFTISLANDやSF9の曲を即興でピアノ弾き語りを始めたかと思えば、「今日、来てくれた皆さんが熱いから、帰りたくない! 朝までやりましょう!」と、セットリストに入っていないライブの鉄板曲「Wake Up」を始めたり、音楽を奏でるのが楽しくてしかたがない様子で、CNBLUEもファンも完全燃焼できるライブで盛り上げた。

CNBLUEからは、ソロアルバムをリリースしているボーカルのヨンファとギターのイ・ジョンヒョンが、ソロステージも披露。ジョンヒョンは1月にリリースされる2ndソロアルバム『METROPOLIS』に収録されるアコースティックなバラードナンバー「ひかりのまちで」をライブで初パフォーマンスして会場を沸かせた。

FTISLANDは、音楽でひとつになれる勢いのあるライブを展開。初日はファンがコーラスに参加できる曲を多めに、2日目は彼ら得意のハードなロック曲を中心に聴かせたが、ボーカル、ホンギのバラードからロックまでを歌いあげる声と、ファンの心を捉えるパフォーマンスとトーク力はさすが。

「FTISLANDは音楽を多様な色に変えることができるバンド。『FNC KINGDOM』もどんどんFNCの色を見つけていっている。俺はやりたくないけど、“FNCのアーティストみんなが同じステージに集まれるのは『FNC KINGDOM』しかないから”ってCNBLUEのヨンファに説得されて参加しています。ヨンファがFNCの天使で、俺が悪魔だな(笑)」とファンを笑わせたが、なんとか言いながらもFNC愛がいちばん溢れているのがFNC第1号アーティストであるのFTISLANDのホンギなのだ。

「今年も来てくれてありがとう。全員がこれからも、もっといい音楽をプレゼントします」と言って、この日誕生日を迎えたベースのイ・ジェジンへのお祝いも兼ねて、1万人と声を合わせて「FNCファイティン! ジェジン、誕生日おめでとう!」とステージ上で乾杯をしてライブを締めくくった。

FTISLANDからは、ソロアルバムをリリースしているホンギもソロステージを披露。心に響くバラードを熱唱した。

今年、一気にファンが増えたことを実感させたのは6月に日本デビューしたSF9。12月13日にリリースしたばかりの日本1stアルバムの収録曲「僕の太陽 〜O Sole Mio〜」などで大きなファンコールを集めたが、自曲のほかに、ブルゾンちえみでおなじみのオースティン・マホーンの「Dirty Work」をカバー。ラストでジミン(AOA)が登場し、かわいく「35億」をキメた。SF9は前述のコラボのほかにも、CNBLUEのヨンファのソロなど先輩たちのステージでのコラボでも大活躍した。

N.Flyingは、韓国で大ブームを巻き起こしたデビューサバイバル番組『PRODUCE 101 Season2』出身のユ・フェスンが加入してから初の『FNC KINGDOM』。ボーカルをフェスンにバトンタッチしたクォン・グァンジンがベースに専念することで演奏がタイトになり、磨きがかかったツインボーカルで華やかさが増した印象。「バンドが楽しくて、すごく幸せ」というフェスンの言葉に象徴されるように、今後の彼らの飛躍が楽しみになる。

1年ぶりの来日となるAOAも、待ちわびたファンの前で久々のパフォーマンスを見せたが、「今年はいろいろ大変でしたが、みんな気持ちをひとつにして頑張っています。戻ってくるので忘れずに待っていてください」と再会を約束した。

まだ日本での活動をしていない新人バンドのHONEYSTは、新曲「恋愛したい」など2曲をパフォーマンス。先輩バンドたちとはまた違うさわやかなロックを聴かせた。

エンディングでは再びステージの上に全アーティストが集結。最後にホンギ&ヨンファが登場すると、「今年も幸せに終えることができました」(ホンギ)、「来年、また会いましょう!」(ヨンファ)とファンに呼びかけ、約5時間のファミリーコンサートの幕を閉じた。

TEXT BY 坂本ゆかり

PHOTO BY ヤマダマサヒロ

FNC MUSIC JAPAN OFFICIAL WEBSITE

http://www.fncent.co.jp