現役引退を表明した元ブラジル代表MFカカ【写真:Getty Images】

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「スポーツ界の名珍場面総集編」…9月にカカがドリブル突破→約20m豪快弾を炸裂

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は9月に米サッカーで飛び出した「火の玉ショット」だ。相手も思わず天を仰ぐスーパーシュートを、リーグ公式インスタグラムが動画付きで紹介。本人も「イチ押し」と自画自賛し、当時は「私のアイドル」「最高」と話題を呼んだ。

 世界に轟く一撃を決めたのは、メジャーリーグサッカー(MLS)のオーランド・シティに所属する元ブラジル代表MFカカだ。9月のリーグ第31節のニューイングランド・レボリューション戦だった。

 2-0で迎えた前半43分、カカは敵陣左サイドでボールを受けてドリブルを開始。縦に行くと見せかけて中央へカットインし、味方が走り込んで生まれたスペースへ。そのままペナルティーアーク付近で右足を一閃すると、綺麗な回転のかかったシュートは約20メートルの距離を瞬く間に突き抜け、豪快にゴールネットを揺らした。

 いとも簡単に抜き去られ、必死のスライディングも空しく失点を喫したスロベニア代表DFアントニオ・デラメア・ムリナルは、ゴールネットを揺らされた瞬間に思わず天を仰いだ。MLS公式サイトで「カカの終焉という話は大いに誇張されたものだったかもしれない」と言及。「一部のファンは最近、カカがオーランドにもたらした功績に懐疑的だったが、ニューイングランドを呆然とさせる攻撃は、彼がまだ良いレベルでパフォーマンスを出せることを示している」と全盛期を彷彿させる天才の一撃を称賛した。

元バロンドーラーをファン称賛「美しきカカ!」「MVP」「最高」

 イタリアの名門ACミラン、スペインの強豪レアル・マドリードで活躍したカカは、2007年にヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」に輝き、世界NO1プレーヤーとして認められた。ブラジル代表としても、02年の日韓ワールドカップやアンダー世代でもU-17ワールドカップを制するなど数々のタイトルを獲得。2015年にプレーの場をアメリカに移し、翌年には34歳で代表復帰を果たした。

 MLS公式サイトは、カカが試合後に「アメージングなゴールだった。僕のイチ押し」と話したことを紹介。スーパーゴールの動画が公開されたMLS公式インスタグラムには、ファンから「まだいける、美しきカカ!」「綺麗なゴール、素晴らしいタッチ」「MVPはカカ。私のアイドル」「最高」といった感嘆のメッセージが寄せられ、限界説を一蹴していた。

 カカはその後、今季限りでのオーランド・シティ退団を発表していたが、17日に母国ブラジルメディア「グローボ」で「プロ選手としての私のキャリアは終わりを迎えた」と現役引退を明言。自身のツイッターにも「僕は次の旅路の準備に励むよ」とつづった。惜しまれながらも第2の人生に進むことを選んだ35歳の元NO1プレーヤーは、“次なる旅路”でどのような輝きを放つのか、注目が集まる。