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BREALERZが、10週年スペシャルアルバム『X(クロス)』を引っ提げて敢行したライブツアー『BREAKERZ LIVE TOUR 2017【X-cross-】』が12月15日、東京・TSUTAYA O-EASTにてファイナルを迎えた。

チケットはソールドアウト。場内は超満員の観客で溢れ、全国を駆け抜けてきたツアーロゴ旗は今か今かと開演を待ちわびるようなファンの視線を浴び、期待とうずうず感が会場を埋め尽くしていた。

真っ青のライトを受け、客席が湧き、SHINPEI、AKIHIDE、最後にサングラスをかけたDAIGOが登場。豪華アーティストとのスペシャルコラボレーション盤と、ファンと“クロス”したリクエストベスト盤で構成された『X(クロス)』に収録されているVAMPSのサポートを務めるJu-ken(b)、ARIMATSU(ds)との「GOD」が重厚なサウンドで披露された。イントロや間奏のキメで両手を広げ煽りまくるナポレオンジャケットのDAIGO。ベロアコートをなびかせながらクールにソロを泣かせるAKIHIDE。ノースリーブで衰え知らずの筋肉美を披露しながら激しいギタープレイでぶち上げるSHINPEIと、1曲目から強烈なインパクトを残した。

DAIGOがサングラスを外し、続いて演奏されたのはリクエストベストより最初期からのライブ定番アップチューン「Kamisori」。メンバーは早くもお立ち台に上がり、オーディエンスの距離はさらに近づく。間奏ではSHINPEIとの熱い絡みも。

3曲目の「Everlasting Luv」では、すでクライマックスなのではないかと疑うほどの盛り上がりを見せ、客席はサビ頭を合唱! DAIGOはステージ際でガンガンファンサービスを仕掛けつつ、クレーンカメラにも煽りを入れていく。AKIHIDEは、クールにお立ち台でプレイしつつもサビをマイク外で口ずさむなど、曲への想いを強く感じさせた。

「東京ただいま!!」

DAIGOの掛け声に大きな歓声が上がる。DAIGOは、12月30日に追加公演が控えているが、今日がよければそれでいい、と思うくらいの気合いでステージに臨むと約束。「俺たちとみんなで最高の“X(クロス)”を作り上げようぜ!!」と呼びかけた。

この言葉をきっかけに、『X(クロス)』に収録されているゴールデンボンバーの鬼龍院翔との楽曲「ゴールデンナイト〜黄金色に抱きしめて〜」へ。オーディエンスは手を上げながら拍子に合わせて飛びまくる。CDでの鬼龍院とのデュエット部分は、DAIGOの「デュエットしようぜ!!」の声に合わせてファンとデュエット。低音を響かせるDAIGOとファンの「好きよ」「好きさ」の応酬は不思議な艶を帯びていて、会場は妖艶な雰囲気に包まれた。

続く「BLACK SKY」は、SKY-HIとの『X(クロス)』楽曲。四つ打ちのリズムに合わせてミラーボールが回り、会場はクラブのような雰囲気に。CDでのSKY-HIのラップ部分をSHINPEIが鮮やかに歌い、続く「SUGAR BABY」では、スタンドマイクを振り上げてDAIGOが、間奏ではSHINPEIがガンガン煽ると、それに対して客席も折りたたみで“応戦”。曲終わりにはDAIGOの色気を帯びた舌舐めずりがライブへの没入感を際立たせていた。

「みんなBREAKERZの車に乗りたいかい?」というSHINPEIのコールアンドレスポンスに続く手拍子の中始まったGRANRODEOのe-ZUKA(g)を迎え“X(クロス)”した「RODEO DRIVE」。曲中「少し一休み」部分で一瞬オケをストップさせDAIGOとAKIHIDEが絡む部分では黄色い声が上がり、ヒートアップしていくなか、盤戦に向けて強くアクセルを踏んだ。

しかし、上がりすぎたスピードをいったん緩めるかのようにここでMCに入り小休止。豪華アーティストやファンとの『X(クロス)』、そのアルバムツアーへの想いを熱っぽく語り、次曲はレーベルの先輩にあたる倉木麻衣との『X(クロス)』楽曲「ひらり舞い散る花のように」へ。AKIHIDEのしっとりとしたアコースティックギターから入り、場内に倉木麻衣の幾重にも重なった繊細で透明感のあるコーラスが響き渡る。「月夜の悪戯の魔法」を彷彿とさせる和テイストを感じさせるこの楽曲を、情感溢れるボーカルで大事そうに胸に手を当てて歌いきった。引き続きふたりのアコースティックギターが響く「心をつないで」。AKIHIDEのコーラスやSHINPEIの美麗なハモりが楽曲の与える感動をよりいっそう引き立てており、ロックバンドらしからぬ綺麗さが際立つ楽曲が続く。かと思えば次曲「Birdman」では、骨太なロックミディアムナンバーで攻め、BREAKERZというバンドの懐の深さを見せつけた。

FC&Musing盤に限定収録されている「BATTLE SE -VS-」では、ライブではおなじみの光景のギターバトルが。AKIHIDEは耳をつんざく泣きのギターを、SHINPEIは力強く早弾きを披露した。ユニゾンからハーモニーへ、ハーモニーから別パートへ、別パートからユニゾンへとめまぐるしい展開を完全に息を合わせて圧巻のプレイをふたりで魅せる。そこから「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」のイントロで客席は再び熱狂へ。今までも大きかったオーディエンスのボリュームはマックス、この楽曲のポテンシャルとファンの熱量の高さを存分に感じさせた。

次の『X(クロス)』楽曲は超特急との「恋のスーパーエクスプレス」。AKIHIDEのコールが入り、リズムに合わせて手を振るメンバーとオーディエンス。メンバーが手でハートマークを作ってみたり、客席はBメロには所謂「PPPH」を入れてみたり、アイドルさながらのステージングに超特急とのコラボ曲らしさが溢れた。

いよいよ終盤戦に突入。BREAKERZの鉄板曲のひとつ「SUMMER PARTY」が投下され、イントロから客席は折りたたみ、DAIGOはオーディエンスを指差し“君”を煽る。オレンジとイエローの煌びやかなライティングの中、メンバーは全員ステージ際ギリギリでファンと触れ合う。直後のMCでは「ツアー中はそのステージが行われる土地の方言を必ずどこかに入れる」というサービスを行っていることを紹介し、AKIHIDEがDAIGOにマイクを向けられ、最後に「ありんす!」と茶目っ気たっぷりに笑顔を見せた。

「ここにいるみんなと滅茶苦茶 “X(クロス)”していきたい」

この言葉を合図に、いよいよライブはクライマックス。MY FIRST STORYのNob(b)とKid’z(ds)と“X(クロス)”した 「NEVER ENDING STORY」へ。タオルを片手に拳を振り上げての煽りにオーディエンスもタオルを回して応え、次の「FAKE LOVE」では、DAIGOもジャケットを脱ぎほぼ客席に乗り上げるような形で客席へ“殴り込み”。SHINPEIがAKIHIDEのマイクでコーラスに入り、ステージ向かって左にDAIGO、真ん中でAKIHIDEがプレイするなど立ち位置までも“X(クロス)”。「She Is Devil」のイントロでは、DAIGOの「東京、頭振れっ!!」のシャウトに会場は全員ヘドバン状態。

そのままの勢いでなだれ込んだラストの「DESTROY CRASHER」では、「人生最大にぶっ壊れろ!!」の言葉どおりメンバーとオーディエンスがひとつになってスピードアップ、盛大に壊れきって本編を終えた。

メンバーが退場するやいなや、会場にはすぐさまアンコールの声が響く。1階席と2階席の「アンコール!」の掛け声が交互に聞こえており、ファン同士でも“X(クロス)”が行われる光景に絆の深さが感じられた。

本編とは打って変わって和やかなメンバーの掛け合いに会場は一気にファンシーな空気に包まれたが、その雰囲気を引き継いだまま声優ユニット、Trignalとの『X(クロス)』楽曲「Triangle」へ。CDでのTrignalメンバーの朗読部分をライブではメンバーが、なんとくじ引き(!)で配役を決定し、担当。曲中で誰がどの役をやるかが初めてわかるという演出で行われ、曲名にかけた三拍子(ワルツ)のメルヘンチックな楽曲を3人並んでかわいさ全開の掛け合いを披露した。

「俺今日ここでライブ終わっても満足です(笑)」とDAIGO。笑顔で歌い終えた後に続くのは「Angelic Smile」。曲始めからAメロをまるまる会場のファンが大合唱、ライブは大団円向かっているにもかかわらずメンバー、ファン全員がまだまだ終わらないかのような最高潮の盛り上がりを見せる。

ラストはGLAYのJIRO(b)と長年GLAYのサポートドラマーを務めるToshi Nagaiを迎えた「GREAT AMBITIOUS」。BREAKERZとして10周年を迎えた今なおライブで直接ファンと音楽を共有できるできる幸せ、うれしさ、楽しさをすべて詰め込んだようなこのセッションでは、Bメロの合いの手部分を何度も繰り返しファンとの別れを惜しむかのように歌い、弾き続けた。そして、DAIGOは最後のサビをほぼオケなし、マイクなしで限りなく生声に近い歌声をファンに届けた。

「10年、20年ずっとずっと続ける、一生かかってついてこい!」

DAIGOのこの言葉どおり、BREAKERZとファンの“X(クロス)”はまだまだ続きそうだ。

PHOTO BY 達川範一(Being)、小境 勝巳

■『BREAKERZ LIVE TOUR 2017【X-cross-】FINAL』

2017年12月15日(金) TSUTAYA O-EAST セットリスト

<セットリスト>

01. GOD

02. Kamisori

03. Everlasting Luv

04. ゴールデンナイト〜黄金色に抱きしめて〜

05. BLACK SKY

06. SUGAR BABY

07. RODEO DRIVE

08. ひらり舞い散る花のように

09. 心をつないで

10. Birdman

11. 幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて

12. 恋のスーパーエクスプレス

13. SUMMER PARTY

14. NEVER ENDING STORY

15. FAKE LOVE

16. She Is Devil

17. DESTROY CRASHER

【ENCORE】

18. Triangle

19. Angelic Smile

20. GREAT AMBITIOUS

リリース情報



2017.10.18 ON SALE

ALBUM『X』

BREAKERZ OFFICIAL WEBSITE

http://breakerz-web.net/