ビジネス書は間違いだらけ?

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ビジネス書は多くの種類が発行されており、人気のジャンルといえるでしょう。一方で、真偽が不確かな情報が書かれていることも少なくなく、ビジネス書の中には、間違った情報が紛れ込んでいることも事実でしょう。なぜビジネス書には間違いが出てしまうのか、その根本的な疑問に向き合った本がフィル・ローゼンツワイグ著、桃井緑美子翻訳による『なぜビジネス書は間違うのか』(日経BP社)です。

何が書かれている?

本書はビジネス書に対して根本的な疑問を投げかけています。著者は、大学教授としての立場から「こうすれば成功する」と書かれているビジネス書の間違いを指摘します。ビジネスにおいて絶対はないのに、そこを選んでしまえば失敗をしてしまうと主張するビジネス書を、それはいわばビジネスをする側の願望であり妄想の類ではないかと、バッサリ斬り捨てるのです。

ハロー効果の虚妄

さらに、著者はハロー効果に対して警鐘を鳴らします。ハロー効果とはなんであるかといえば、企業の全体的な業績を見て、それに基づいて企業を評価してしまうことです。ハローとは後光をさす言葉です。むしろ、企業のセクションごとの業績はどうなっているのか。そうした部分を見る必要があるのです。いわば目からウロコが出るような記述が多い本であるといえるでしょう。