「成功体験の共有」が人と企業を変える、その意味とは?

写真拡大

2017年、テレビや新聞、そしてネットでも「働き方改革」という言葉を見聞きしない日はなかったといってもいいでしょう。なぜ流行語大賞に選ばれなかったのか不思議なくらいです。しかし、改革というほど自分の職場の労働環境がドラスティックに変化したかというと、首をかしげる人も多いはず。そこにはなにかが足りない。それが「成功体験の共有」だというのです。

良い成果をノウハウ化

「成功体験の共有」とは、一つの職場やコミニュティで成果を上げた人のやり方を、ほかの仲間も適応し、同じく成果が出せるようノウハウとして確立してしまおうということなのです。
すでに良い成果が出ている方法を用いるわけですから、ほかの何人もで同じように成果を上げていけばエラーは最小限に抑えられ、全般の作業効率も格段に上がるということになります。

成果の共有は一石二鳥どころではない

加えて、成果が出ている方法をみんなが心得ていれば、唐突に命令を与えられて、個々の社員がバラバラにゼロから試行錯誤を重ねるよりもはるかに効率的で、無駄を減らせます。
さらには、社員の育成も捗ることになり、一石二鳥、いや上手く回れば三鳥にも四鳥にもなりそうです。

個人差があっても微調整で対応できる

もちろん社員ごとに能力や器用さなどは違い、仕事の進捗には個人差はあります。それでも正しいやり方がわかっている前提であれば、それに向けて微調整すれば済む話。成功体験の共有化は従来の個別バラバラの方法よりもずっと合理的だといえるでしょう。
さらに、成功体験の共有化は、結果のレベルそのものをぐんと引き上げることになるのです。なぜなら、成功体験の共有は、「ミスをしないため」の「平均的な行動を指示する」典型的なマニュアルとは違うからです。成功体験の共有化は、大きな結果を出しているやり方を取り入れることだからです。

まとめ

いかがですか?
「成功体験の共有」は一見、従来からあるマニュアル運用型の上位互換程度と思われるかもしれませんが、実際はそんな単純なものではないようです。自ら手をたたいてよろこびたくなる「成功」は、「ミスをしないため」といった消極的な志向ではなく、業務全体のレベルを底上げする、重要な鍵と言えそうです。

参考書籍:竹内真也著「評価される人のすごい習慣」(白夜書房刊)

評価される人のすごい習慣 posted with ヨメレバ 竹内 慎也 白夜書房 2017-11-30