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IBMは2017年12月14日(現地時間)、自社の商用量子コンピューター「IBM Q」を大手500企業や学術機関が顧客として利用開始したことを明らかにした。JPモルガンやダイムラーの他、日立金属やホンダ、長瀬産業や慶應義塾大学など日本企業や学校法人が名を連ねる。IBMは「オープンソースの量子ソフトウェアと開発ツールに基づいてエコシステムを育成するIBM Q Networkで、量子コンピューティングを推進する」と述べた。

IBM Qは2016年5月にIBMが発表した量子コンピューター。当初は5qubitだが、2017年5月には16キュービット、現在は20qubitまで性能を拡大している。2017年11月には50qubitの試作プロセッサー開発を発表し、IBM Q Network参加企業への早期提供を予定していることを明らかにした。同社は「IBM Q Networkにアクセスすることで、企業や組織が量子コンピューティングをより容易に利用できるようにする手段となる」(IBM VP AI and IBM Q and IBM Research, Dario Gil氏)と述べ、量子コンピューティングの現実的利用を加速させている。

阿久津良和(Cactus)