17日、北朝鮮の政権ナンバー2と称されたこともある黄炳誓・人民軍総政治局長をめぐり、米華字メディア・多維新聞は「『消失』して2カ月、黄氏は秘密裏に処刑されたのか」と題する記事を掲載した。写真は北朝鮮。

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2017年12月17日、北朝鮮の政権ナンバー2と称されたこともある黄炳誓(ファン・ビョンソ)人民軍総政治局長をめぐり、米華字メディア・多維新聞は「『消失』して2カ月、黄氏は秘密裏に処刑されたのか」と題する記事を掲載した。

記事によると、黄氏はこの約2カ月間、公の場に姿を見せておらず、韓国・中央日報は「最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏は重大な決定のたびに白頭山を訪れる」として叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑前にもこの山に足を運んでいたことを説明、今月9日に報じられた白頭山訪問は黄氏処刑の可能性を意味するとの見方を示した。

しかし、記事は過去にも黄氏処刑説が繰り返し出てきたこと、その後、金正恩氏の視察に同行する姿が公となりこの臆測が否定されたことなどを例に挙げ、「姿を見せないからといって処刑されたと判断するのは早計」と指摘。2年前には姿を消した後で「中国で脊椎の手術を受けていた」との情報が出されており、記事は今回も体調が原因している可能性に言及したほか、「黄氏がこのような断固とした扱いを受ける必要もない」との説明も行っている。

記事は「金正恩氏が最高指導者としての地位を引き継ぐ上で黄氏は重要な役割を果たした」と述べ、「金正恩氏にとって黄氏は腹心であり、政治パートナー。一種の敵対関係にあった張成沢氏とは異なる」「金正恩氏が政権を完全に掌握した現在、以前見られた残酷な政治闘争は影を潜めた」などとし、黄氏が粛清される可能性は低いとしている。(翻訳・編集/野谷)