新生児4人が死亡した集中治療室=(聯合ニュース)

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◇大学病院での新生児4人死亡 きょう解剖で死因解明へ

 ソウルの梨花女子大木洞病院で16日夜の約1時間半の間に集中治療室の保育器に入っていた4人の新生児が相次いで死亡した問題で、国立科学捜査研究院ソウル科学捜査研究所が18日、4人の遺体を解剖する。新生児の腹が膨らみ、呼吸困難の症状が見られたという遺族側の主張や、ウイルスや細菌感染の有無、保育器の不具合、医療ミスなどの可能性を念頭に死因の解明を進める。

◇降雪と路面凍結 出勤の足に影響

 18日未明から朝鮮半島中部の内陸部を中心に雪が降り、積雪が観測された。ソウル市内では路面の凍結から自家用車での出勤をあきらめた多くの市民がバスや地下鉄などを利用し、公共交通機関が混雑している。

◇韓米FTA改定へ 政府きょう国会に交渉計画報告

 国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会は18日午前に全体会議を開き、産業通商資源部から韓米自由貿易協定(FTA)改定の推進計画の報告を受ける。この報告が同FTA改定交渉に向けた韓国国内での最後の手続きとなる。

◇GDPに占める内需比 韓国は41カ国中27番目

 国会予算政策処が18日までにまとめた報告書によると、1996〜2015年の韓国の国内総生産(GDP)に内需が占める割合は61.9%で、経済協力開発機構(OECD)35加盟国と新興6カ国のうち27番目の大きさにとどまった。内需が小さいために本格的な経済の好循環に至らないとの指摘もある。

◇きょう元情報機関トップの初公判 違法な政治活動への予算支出で

 李明博(イ・ミョンバク)政権下で情報機関の国家情報院(国情院)が民間人を動員してインターネット上での書き込みなど違法な政治活動を行う際の予算を支出した罪で追加起訴された当時の国情院長、元世勲(ウォン・セフン)被告の初公判が18日にソウル中央地裁で開かれる。同被告は8月、大統領選挙を控えた2012年に選挙に介入した事件の差し戻し審で高裁から懲役4年を言い渡され、その場で拘束されている。