「顔認証ゲート」(3式)(写真: パナソニックの発表資料より)

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 パナソニックは15日、顔認証技術を用いたゲートが法務省入国管理局に採用されたと発表。パスポートに埋め込まれたICチップ内の顔画像とゲートで撮影した顔画像を照合し、迅速に本人確認を行える。

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 外観は会社などに設置されるセキュリティゲートの上に縦長のハーフミラーが付いたような形で、そのハーフミラーの下部にパスポートを読み取るスキャナーがある。10月18日より先行導入された羽田空港では、日本人の帰国時に利用され、手続きをよりスムーズにした。

 ゲート開発のコンセプトは「簡単で安心安全な顔認証ゲートソリューション」。初めてや高齢者でも支障なく利用できるよう、パナソニックの社内分社、コネクティッドソリューションズ社によって新しく開発された。研究と実験を通して証明された高い性能をもつ。

 その特長は3つあり、まず1つはどんな人にとっても使いやすいゲート装置であること。利便性向上のため人間工学に基づいてデザインされたオールインワンのコンパクトなゲートとなっている。例えばパスポートリーダは、パスポートをどのように置いても読み取れるよう配慮された。

 2つめは先端技術を結集した高性能の顔認証エンジンと不正検知機能だ。経年による変化、化粧、表情など、利用者の様々な状況に対応したシステム、ならびに共連れといった不正な通過を検知する機能が備わっている。

 そして3つめは、設置スペースを考慮した空間デザイン。設置台数と審査場に応じてレイアウトは選択でき、限られたスペースに適した配置ができるよう設計されている。

 ゲート利用にあたり事前の登録は不要なため、利用する前の手間もなく、照合自体も入国審査官が担当するより速い。パナソニックは今後、訪日外国人増加に伴い増大する空港の負荷を和らげるため、全国の空海港で同社のソリューションを提供していくという。