大気汚染に「ノー」  複数の民間団体が中南部でデモ行進/台湾

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(台北 17日 中央社)大気汚染の深刻化が進む台湾で、環境への不満が高まっている。17日午後、中部・台中市と南部・高雄市でそれぞれ大気汚染の改善を求めてデモ行進が行われた。参加者の多くはマスク姿で、呼吸は人権であり、政府はきれいな空気を確保すべきだと訴えた。

台中市のデモには林佳龍市長らが参加。人々が「NO COAL」の人文字を作るなどして、健康に害を与える石炭火力は不要だと強調した。高雄市では野党・国民党の呉敦義主席(党首)をはじめ、同党関係者が顔をそろえ、「青空を取り戻せ!大気汚染にノー」と叫んだ。

台中市のデモ主催団体は、台湾の中南部では秋から冬にかけて微小粒子状物資「PM2.5」を含む汚染指数が危険レベルに達することがしばしばで、青空が望める日が少ないと説明。同市にある火力発電所は年間1800万トンの石炭燃料を必要とし、大気汚染の主な原因になっていると指摘している。石炭の使用量を削減し、2025年をめどに稼働を停止させるよう訴えた。

南部の主催団体も国営事業による排気ガスの排出量を3年以内に50%削減させることなどを要求した。

(陳朝福/編集:荘麗玲)