2017年12月11日、Appleはすべての開発者がApp Storeでの「アプリの予約機能」を使用できるようにしました。App Storeでのアプリの予約注文機能については、開発者向けサービスのiTunes Connect上で発表されています。

Apple says developers can now make apps available for pre-order in the App Store | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/12/11/app-store-pre-order-support/

Apple now allows all developers to offer app pre-orders on App Store

http://appleinsider.com/articles/17/12/11/apple-now-allows-all-developers-to-offer-app-pre-orders-on-app-store

App Storeですべての開発者が利用可能になった予約注文機能は、Apple新製品発表会で発表されたマリオシリーズ初のスマートフォンゲーム「スーパーマリオ ラン」で初めて採用されました。スーパーマリオ ランのリリース日は2016年の12月だったのですが、配信日時が決まったタイミングで、App Store上にアプリが登場してアプリのインストールを「予約」できるようになっていました。アプリを予約すると、配信がスタートした際に端末に通知が送られるようになっていました。



この予約機能が、すべてのデベロッパー向けに提供されることとなりました。この機能を使えばデベロッパーはアプリのリリース日前からApp Store上にアプリを公開できるようになり、ユーザーはアプリを予約しておけば、リリース日に通知を受け取ることが可能となります。なお、有料アプリを予約注文した場合は、アプリをダウンロード開始する前に請求が行われることとなるそうです。

予約注文機能を使うにはアプリのリリース日が「2日後以降90日以内」である必要があります。また、新規でApp Storeに登録するアプリでのみ使える機能であり、既存のアプリではサポートされない機能です。iTunes Connect上に書かれているアプリを予約注文可能にする方法は以下の通り。

1.ホームページから、「マイ App」をクリックして App を選択し、左側の列の「価格および配信状況」を選択します。App Store に App を公開したことがない場合は、「予約注文」セクションが表示されます。

2.「予約注文を利用可能にする」を選択し、App のダウンロードのリリース日を選択し、右上の「保存」をクリックします。リリース日は2日後以降90日以内でなければなりません。

3.App を審査に提出してください。

4.App が承認され、予約注文を可能にする準備ができたら、「価格および配信状況」に戻り、App のダウンロードのリリース日を確認し、右上にある「予約注文としてリリース」をクリックします。


なお、予約注文期間でもアプリを新バージョンへアップデートしたり、価格および配信状況を変更することも可能。ただし、予約期間中に開発者側がアプリの価格を変更した場合、ユーザーは「予約注文した際の価格」と「リリース時の新しい価格」の安い方で価格が請求されることとなるそうです。

予約注文機能を使う必要性を感じない開発者もいるかもしれませんが、アプリを早くからApp Store上に掲載することで少しでも多くのユーザーの目を引くことが可能で、予約注文したユーザーの数は実際にリリースした際にどのくらいのユーザーが利用するのかを測る指標にもなります。実際、新しいスマートフォン向けゲームがリリースされた際、想定のユーザー数をはるかに超えてしまい、ゲームがプレイできないままサーバーのメンテナンスが続くということがあります。

なお、Appleは同時にアプリの予約注文に関するデータを追跡する機能や、自動更新登録用のお試し価格などが利用可能となっています。