文大統領(左)は14日に北京で習近平国家主席と首脳会談を行った=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は17日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国国賓訪問(13〜16日)について「文政権発足以降、外交的困難があったが、今回の訪中でまた一つ山を越えた」と述べた。北朝鮮の核・ミサイルによる挑発で緊迫する朝鮮半島情勢を外交的に解決し、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反発する中国の報復措置で冷え込んだ韓中関係を修復する上で重要な成果を挙げたと評価したものと受け止められる。

 同高官は「韓中首脳がTHAAD問題によるわだかまりを完全に克服したと思う」とした上で、「THAAD問題が完全に解決したわけではないが、(THAADへの)言及の頻度や強さは著しく低下した」との認識を示した。なかでも文大統領と習近平国家主席が14日の首脳会談を前後して5時間を共に過ごし、個人的な信頼と友情を築いたことが大きいと強調した。

 青瓦台は文大統領の訪中により中国がTHAAD配備に対する報復措置を事実上撤回したことを公式に宣言したと評価する。金顕哲(キム・ヒョンチョル)経済補佐官は、今回の訪中は「韓国の経済成長率を0.2ポイント引き上げる効果がある」との見方を示した。THAADを巡る報復措置による経済的損失は1300億ウォンに達したと指摘した上で、文大統領の訪中による経済的効果を強調した。

 青瓦台は訪中が成功したと評価することで、文大統領が中国から冷遇されたとの批判を一蹴した。青瓦台高官は「訪中に対する批判的評価も謙虚に受け止めるが、意味のある成果についてはしっかりと見てほしい」と述べた。THAAD問題を巡り韓国が中国に低姿勢を取っているとの指摘には「安全保障上の利益を確実に守り、中国の理解を求めたと評価できる」と反論した。