岡崎スタメン落ちの“リスク” レスター監督の采配を英紙が再び糾弾「疑わしい」

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クリスタル・パレス戦で2戦ぶりベンチスタート チームの6試合ぶりの黒星を喫する

 FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、4連勝中と調子を上げるなかで現地時間16日の第18節でクリスタル・パレスと対戦。

 しかし、退場者を出すなど低調なパフォーマンスで0-3と完敗した。2試合ぶりにスタメンを外れた岡崎は後半32分から途中出場となったが、英メディアは絶好調なはずの侍ストライカーのベンチスタートについて「リスキー」「疑わしい」などと報じている。

 レスターは前半19分にベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケに先制ゴールを許すと、同40分にコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに追加点を奪われた。0-2で迎えた後半16分には、中盤のキーマンであるMFウィルフレッド・エンディディが退場。同32分に前節サウサンプトン戦でゴールを決めた岡崎とMFアンディ・キングの二人を投入したが、数的不利をはね返すことはできず。アディショナルタイムにも失点し、0-3で6試合ぶりの黒星を喫した。

 岡崎は今季、出場118分に1得点というハイペースで6得点をマーク。得点以外にもエースのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの背後にポジションを取り、攻撃の起点となるポストプレーや献身的な守備が光る。クリスタル・パレス戦で岡崎不在だったレスターは前線に収めどころが見つからず、単調な攻撃が目立った。

「インテンシティーが欠けていた」

 英地元メディアは岡崎のスタメン落ちに首をかしげている。英紙「テレグラフ」は、「フランス人監督(クロード・ピュエル監督)はサウサンプトン戦の勝利から三人を入れ替える決断をした」と指揮官の采配に言及。「そのなかには、2得点を決めたシンジ・オカザキのスタメン落ちも含まれた。これはリスキーに見えたし、結果的にはそれが証明された」と“岡崎外し”が悪い方向に影響をもたらしたと指摘した。

 英紙「ガーディアン」は決定機の少なかったレスターについて、「インテンシティーが欠けていた」と分析。「それはクロード・ピュエルがダイナミックなシンジ・オカザキを外したことが招いた。2ゴールを決めたサウサンプトン戦の後だけになおさら疑わしい」とピュエル監督の采配に疑問符をつけていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】岡崎は後半32分から途中出場も…「レスターvsクリスタル・パレス」戦ハイライト(動画期限:18年1月15日)


岡崎は後半32分から途中出場も…「レスターvsクリスタル・パレス」戦ハイライト(動画期限:18年1月15日)