私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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「結婚したくなる女」はルックスじゃない

7〜8年前になるだろうか。「婚活殺人事件」なるものが、連日、世間を騒がせていた。この事件、当時30代後半の女性と関わりがあった男性が、6か月の間に次々と不審な死を遂げた連続不審死事件だ。彼女が起訴されたのは3つの不審死についてだが、それ以外にも疑いを持たれている不審死や総額1億円以上ともいわれる詐欺容疑もある。連続殺人という事件の大きさ以上に世の中を賑わせたのは、“平成の毒婦”なる彼女が、お世辞にも美しいとは言えない容姿であるのに、数々の男性が次々と骨抜きにされて犠牲となった、という不可解さにあっただろう。「ターゲットの男性は婚活サイトで見つけていた」という彼女の証言もあり、当時、ブームとして最高潮だった「婚活」というネタと合わさって下世話で面白おかしい事件に仕立て上げられたように思う。

この事件で逮捕された女性と私はほぼ同世代。当時の私は、「そろそろ結婚しないと……」と漠然と思いながらも、まだ婚活というものに本気になっておらず、「そのうち……」「来年なっても結婚したい人が見つからなかったら……」と悠長に構えて、日々迫る仕事に振り回され、それをリア充と思って日々楽しく過ごしていた。

折しもこの時期は、女子会全盛期。集るたびに、どの世代の女性も、この「婚活殺人事件」の容疑者の女性の話でもちきりだった。

「あんな女性でも貢いでくれる男の人がいるなんて!世の中にはいろんな人がいるもんだね(笑)」

「まさか彼女が結婚詐欺をするなんて、誰も思わないわよねー!あの風貌でよくやるわ〜(笑)」

「あんな不細工な女でも結婚したいと言う人がいっぱいいるんだから、私たちは大丈夫!」

多くの女性はそう言っていたが、私はあの事件を全然違うようにとらえていた。

聞けば彼女、“モテ”については若いうちからかなり研究をしていたというではないか!父親は行政書士で、子どものころからピアノを習っていた育ちのよさもがあり、顔や体型はそう変えられないにしても、髪型やメイク、ファッションは華やかで女性らしくしていたようだ。有名料理教室に通ったというほど料理上手で、料理ブログも開設。毎日のように凝った料理を交際相手に振舞っていたという話は有名だ。さらに、とてもキレイ好きで、いつもコロコロをかけているほどだったとか……。

まさに絵にかいたような“良妻賢母”!彼女こそ、“結婚したい女性”としての素質を備えているのではないか?週刊誌やワイドショーでは、“エッチのテクニックもすごい”と下世話な話も多く報じられたが、それも兼ね備えていたとするならば、まさに“料理上手の床上手”という“理想の妻”である。

つまり、「料理が上手」だとか、「キレイ好き」だとか、「尽くしてくれる」だとか、「心地よくさせてくれる」だとか、“良妻賢母”的な女性らしさは、“見た目”を超えるほど重要な要素なのではないだろうか?私は彼女を知るほど、そう思ったのだ。(それは“大ウソつきの詐欺&殺人鬼?”という中身を見逃してしまうほど!!そういうことでしょ?)

男性は“見た目”?それとも“家庭的”?どっちを選ぶの!?

実際、私は彼女のようにフレンチは作れないし、料理教師には単発のものしか通ったことがない。「勉強はしなくてもいいから夕飯の準備を手伝いなさい」と母に言われて育ったので、料理自体は苦手ではないし好きなほうだが、一人暮らしも20年近くなると、本格的にちゃんと作るという機会はほとんどない。ヘルシーや美容を意識しているものの、自分の食べたいものを手早く作る程度のテクニックだ。たまにちょっと珍しいものを作るとなれば、クックパッド先生やレシピ本に頼ることになる。彼女のように、手の込んだテーブルいっぱいのおいしい料理を毎日振舞える自信など、ひとつもない。

キレイ好きという面から言えば、私はここも彼女に完敗!仕事が忙しくなれば料理以外の家事にはほとんど手を付けず、週末や連休にまとめてやっつけるレベル。締め切りが立て込むなど忙しい時期になれば、散らかり放題のときもある。自分なりに片付けた状態ではあっても、仕事関連の書籍や書類、化粧品類、服や趣味のものなど、とにかくモノが多い部屋は、おそらく、他人から見たらごちゃごちゃしていて居心地のいい癒し空間ではないに違いない。彼女のように、常にコロコロを……なんてほどキレイ好きでは決してないのだ。

モテるための努力を惜しまず、上品で華やかな女性に見えるような努力も怠らなかったようだが、私はこういう努力もしてこなかった。ファッション誌を作るにあたり、ファッションや美容の知識はもちろんあるし、それを自分の生活にも生かしてきたが、“モテ”の目線では選んでこなかったし、自分の着たいものを着て、自分のしたいメイクや髪型をしてきた。いかにもな“モテ”服に手を出したことはなかったし、女性らしさよりもかっこよさばかり目指して生きてきた。女らしさ、可愛げ感という点でも、彼女に完全敗北だ。

決して彼女をリスペクトしているわけではないけれど、少なくとも私は、男性に金品を貢いでいただいたことはない。食事ですら割り勘も多いくらいだ。そういう意味では、女性としての価値は彼女のほうが高いのではないだろうか!? 

当時、私がお付き合いしていたちょっと年上の彼も、同世代の男友だちも、「どんなに料理上手で良妻賢母な女でも、あのルックスは無理だわー」と口をそろえて言っていたが、男性が結婚相手に求めるのは、やっぱり“家庭的”よりも“見た目”なの!?

家庭的な女性は配偶者としてのイメージがしやすい!?

 

男性が「結婚したくなる女」って、結局は家事能力スペック?それともルックスを磨けばいいの?両方!?〜その2〜に続きます。