ゴールデングローブ賞ノミネートで話題 ジェシカ・チャステイン、徹底的な役作りを語る

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 現在公開中の『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』より、主演を務めるジェシカ・チャステインが役作りについて語ったコメントが公開された。

参考:第75回ゴールデングローブ賞ノミネーション発表! 最多は『シェイプ・オブ・ウォーター』&『ビッグ・リトル・ライズ』

 本作は、第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナが、ユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った姿を描いた実話をもとにした物語。『スタンドアップ』のニキ・カーロ監督がメガホンを取った。

 2011年の『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』、2012年の『ゼロ・ダーク・サーティ』と続けてアカデミー賞にノミネートされたチャステイン。先日発表された第75回ゴールデングローブ賞では、『モリーズ・ゲーム(原題)』で主演女優賞にノミネートされている。

 第二次世界大戦中、ワルシャワの動物園で300名ものユダヤ人の命を救った実在した女性アントニーナを演じたチャステインは、「アントニーナは、サンクトペテルブルグ(ロシア)で生まれ育ったの。それで、両親が殺されてワルシャワに移動する。その時はすでに子供ではなくて、まだ若かったけど大人の女性になっていた。だから、私はアントニーナを難民として演じるのが大事だと思いました。ワルシャワは、聖域都市だったから、彼女はそこで動物園も、夫も、すべての愛を見付ける。だから彼女にはアクセントがあって、他の人たちより少しゆっくりと話すの。時々話しを止めたりもするのよね。そうすることで、そこが彼女の故郷ではないということを示したかった。彼女もある意味移民であるということを示したかったの。だからロシア語の影響があるアクセントにしたの。それから声を地声より少し高くして、より女性らしさを出すようにしたの。あ、それからピアノ!! 全部練習したのよ(笑)。この映画のためにものすごく色々したということね(笑)」と、実在した女性を演じるからこその注意深い役作りについて明かした。

 また、本作のテーマについて「この映画に描かれた様々なテーマは今の私たちにとっても、意味があると思います。まず難民の問題がそうでしょ。第二次世界大戦中に起きていたことがいまだに問題になっている。それで、この映画を観ながら、『もし自分が第二次世界大戦中に生きていたら、どうしていただろう?』と思ったりする人もいるかもしれない。でも、あの当時自分がやっていたことを、今日の自分もやっている、と思うのよね。アントニーナはありきたりの女性だった。でも、彼女は人の予想を超えて、見知らぬ人たちに扉を開けた。そして、そうすることで、何百万人という人の命を救ったの」と、現代にも通じる部分が映画で描かれていると語った。(リアルサウンド編集部)