フライアイ状のレンズも含め4種類を開発

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 オプラックス設計事務所(東京都品川区、渋谷寛之社長)は、紫外線発光ダイオード(UVLED)に対応した小型のガラス製レンズを開発した。光源波長が365ナノメートル(ナノは10億分の1)の紫外線で透過率が80%を超えるため、効率良く集光できる。2018年1月にサンプル出荷を始め、100セット(4種類)を無償提供する。価格は従来のシリコン製レンズと同水準になる見通し。

 オプラックス設計事務所が開発したのは、全反射を利用したTIRレンズで、材料に独ショット製の白板ガラスB270スーパーホワイトを用いた。

 透過率のほか、加工性や入手のしやすさなどを考慮したという。レンズのビーム角度が円径配光12度、20度、30度の三つと、楕円(だえん)配光30度×12度を併せた4種類をそろえた。

 大きさは直径22ミリ×高さ13・5ミリ×レンズ底面5・5ミリメートルで、レンズ出射面が平面のほか、網目のようなフライアイ状のレンズも開発。UV塗装やUV接着、3Dプリンター向けなどに「年10万個の出荷を目指す」(渋谷社長)としている。

 研磨加工ではなく、金型を用いたヒートモールド方式で製造するため、金型から抜きやすく、欠けないように、ガラス製造の都合に合わせて光学設計したという。製造は中国のガラス加工会社に委託する計画を進めている。