婚活に成功した人はいつごろから婚活をしていたのでしょうか(写真 : maroke / PIXTA)

「未婚化」「晩婚化」が進み、平均初婚年齢が上昇する中、男女交際・結婚への意識にはどのような傾向が見られるのでしょうか。以前、平均初婚年齢である30歳前後のアラサー世代の結婚についての意識を、3回の記事で紹介してきました(「アラサー女子の恋愛が『結婚前提』とは本当か」など)。アラサー世代の結婚の意識に続き、平均初婚年齢を過ぎた年齢層から、生涯未婚率の基準である50歳を過ぎた年齢層までを対象に行った調査の結果を4回に分けてご紹介します(本記事は第3回。前回は「『妥協して結婚』した人の半分は後悔している」)。今回のテーマは「35〜54歳の婚活の実態」についてです。
なお、本稿記載のデータは、(株)明治安田生活福祉研究所が行った「35〜54歳の結婚意識に関する調査」、および「男女交際・結婚に関する意識調査」の調査結果を使用しています。

「婚活経験あり」の人はどれぐらいか


結婚を考える中で、実際に婚活をしている人はどのくらいいるのでしょうか。35〜54歳の男女に対して、婚活経験の有無をたずねたところ、「婚活をしたことはない」と回答した男性は、既婚者と未婚者いずれも約8割となりました(既婚男性84.1%・未婚男性82.6%)。

一方、「婚活をしたことはない」と回答した女性は、未婚者よりも既婚者のほうが9.3ポイント高くなっています(既婚女性82.0%・未婚女性72.7%)。

婚活を経験したことがある人に対して、結婚相手と出会うためにどのような活動をしているか(したか)をたずねたところ、既婚男性の場合、「友人に紹介を依頼」の割合が30代後半で41.7%と最も高く、他の年齢層でも約3割を占めました。また、既婚男性を年齢層別に見ると、「合コン」の割合が30代後半で37.5%、40代前半で32.5%、40代後半で34.2%に対し、50代前半では16.4%と低くなっています。

一方、50代前半では「お見合い」が28.8%と最も高く、結婚相手との出会いの場として約4人に1人がお見合いをしていたようです。「結婚相談所」を利用した割合は40代後半で最も高く(35.5%)、40代前半と50代前半でも約3割となっています。「婚活パーティ」も人気で30代後半では36.5%と合コンに続き、40代でも約3割が利用しています。

未婚男性の場合は「婚活パーティ」が最も多い

未婚男性の場合、「婚活パーティ」が30.4%と最も高く、次いで「友人に紹介を依頼」(28.7%)、「結婚相談所」(25.3%)が続きます。

既婚女性の場合も、「友人に紹介を依頼」が30代後半では48.1%と約5割にのぼり、他の年齢層でも約4割を占めています。「婚活パーティ」を利用した割合は30代後半女性で最も高く、約2人に1人の割合(52.8%)でしたが、年齢層が上がるにつれてその割合は低くなり、50代前半では約4人に1人となっています。

「結婚相談所」の利用は、30代後半〜50代前半を通じて約2割でした。また、男性と同様に「合コン」の割合は30代後半で41.7%、40代前半で43.1%、40代後半で36.6%と上位にランクインしているのに対して、50代前半では14.4%と低くランク外となっています。一方、50代前半では「お見合い」が38.9%と最も高く、約5人に2人がお見合いをしていたようです。

また、未婚女性の場合「婚活パーティ」が45.4%と最も高く、次いで「友人に紹介を依頼」(35.4%)、「合コン」(32.5%)が続きます。


アラサー世代(25〜34歳)の婚活状況も見てみましょう。既婚・未婚問わず、男女ともに1位が「友人に紹介を依頼」(男性約4〜5割・女性約5〜6割)、2位が「合コン」(男性約3〜4割・女性約3〜5割)です。3位に既婚者の男女には「学生時代(クラス・サークル等)の知人関係で探していた」(約2〜3割)が入っています。

しかし、未婚者の場合「学生時代(クラス・サークル等)の知人関係で探していた」は3位内には入っておらず、学生時代の交友関係をあてにする人は少ないようです。アラサー世代の既婚者は未婚者に比べて、学生時代の知人や職場の人など、近い人間関係の中から結婚相手を探していた割合が高いことがわかります。

なお、35〜54歳の未婚者で最も人気の「婚活パーティ」は、アラサー世代ではそれほど利用されてはいません。しかし、年齢が上がると利用されているようで、同じ未婚者でも男性より女性のほうが利用しているようです(30代前半未婚男性16.3%・女性24.9%)。


結婚相手との出会いのキッカケ

それでは、実際に既婚者は配偶者とどのように出会ったのでしょうか。婚活経験の有無にかかわらず、35〜54歳の既婚者に対して現在の配偶者との出会いのキッカケをたずねたところ、男女ともに各年齢層で1位が「職場で知り合った」で約3〜4割でした。続いて男女とも2位が「友人からの紹介」約2割、3位が「学生時代(クラス・サークル等)の知人関係」約1割という順番で、各年齢層でランクインしています。

婚活経験のある既婚者にしぼると、出会いのキッカケ1位は30代後半・40代前半の男性の場合「友人からの紹介」となり、約2割を占めています。40代後半男性は「結婚相談所」、50代前半男性は「お見合い」が1位となり、それぞれ約2割を占めています。

一方、女性は30代後半は「職場で知り合った」、40代前半〜50代前半は「友人からの紹介」がそれぞれ1位で、約2割を占めています。

ところで、35〜54歳のみなさんは婚活を何歳くらいから始めているのでしょうか。婚活経験のある人に対し、何歳くらいに始めたかたずねたところ、未婚者よりも既婚者のほうが、若い頃から婚活を始めていたことがわかりました。

既婚男性の場合、20代に婚活を始めた割合は約5割を占めています(婚活を始めた年齢が「25歳未満」11.8%・「20代後半」37.6%)。一方、未婚男性の場合、20代に婚活を始めた割合は約2割にとどまっています(婚活を始めた年齢が「25歳未満」4.8%・「20代後半」18.5%)。

女性も既婚者のほうが早くから婚活を始めていました。既婚女性の場合、20代に婚活を始めた割合は約7割を占めています(婚活を始めた年齢が「25歳未満」25.9%・「20代後半」44.4%)。一方、未婚女性の場合、20代に婚活を始めた割合は約3割にとどまっています(婚活を始めた年齢が「25歳未満」4.1%・「20代後半」24.9%)。