[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年12月4日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、動くマンホールのフタの謎についての話題がありました。

石川県かほく市には、動くマンホールのフタがあるそうなんです。


かほく市「かほくARストリートチラシ」より

カラフルで明るい!

マンホールのフタといえば、モノトーンの暗いイメージがありますが、かほく市のマンホールのフタはとってもカラフル。

石川県内には、デザインされたマンホールがいくつかあり、金沢市には水引、輪島市には輪島朝市の様子が描かれていますが、かほく市は、市のマスコットキャラクター「にゃんたろう」のほかにも「まつやのとり野菜みそ」をはじめ、民間企業の広告が書かれたマンホールのフタがあり、とてもカラフルです。

市の上下水道課の方の話によると、「にゃんたろう」のマンホールは「マンホールカード」に登録しているとか。「マンホールカード」は、下水道広報のプラットフォームが企画するマンホールのフタのカード。

全国194自治体で227種類が発行されています。県内ではかほく市だけ。人気のカードです。

裏面には、カードの由来、オモテ面には、絵柄と座標データ(経度、緯度)が記してあり、1人1枚、無料で配布されています。にゃんたろうのカードは、年間2000枚ほど配布されており、集客効果もあるのです。

さて、動くマンホールのフタについてですが、にゃんたろうをはじめ、かほく市のカラフルなマンホールは、スマートフォンなどに専用アプリをダウンロードし、フタにかざすと動画が見られる仕組みになっています。

重要なインフラでありながら認知度の低い下水道をもっと知ってもらいたいと、かほく市が全国で初めて作ったものです。

民間企業の広告媒体に利用されており、なかなかユニークなCMになっています。またこの専用アプリはあえて宣伝せずに口コミで広がることを狙っているそうです。下水道についても知るきっかけとなりますね。(ライター:りえ160)