韓国に敗れ、今野は実力不足を嘆いた。写真●山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[E-1選手権]日本 1-4 韓国/12月16日/味の素スタジアム
 
「プレスがハマらなかったですね。相手に中盤でフリーに持たせ過ぎていたし、そこから自由に蹴られ、サイドにも振られたし、高さも使われた。とにかく、プレスがハマらなかった」
 
 引き分け以上でE-1選手権の優勝が決まる韓国との最終戦、ライバルに4失点の大敗を喫し、今野泰幸はそう唇を噛んだ。
 
 開始2分に小林悠のPKで幸先良く先制したものの、13分にすぐさま同点に追いつかれると、そこから劣勢を撥ね返せないまま連続失点。チーム最年長のベテランは「選手たちで話をしながら、修正をしようと思った。けど、なかなか前半のうちに修正できず、ズルズルといって3点やられた」と反省する。
 
 シュート数が日本の5本に対し、韓国は16本という数字からも分かるように、日本はほとんどの時間帯で韓国に押し込まれた。背番号17は苦しいゲームとなった原因を次のように分析する。
 
「うーん…。意識的なのか、点を取って守りに入ってしまったというのもある。ポジションのせいかもしれないけど、全く中盤にプレッシャーがかからなかったと感じた。相手のディフェンスラインも自由にボールを持っていたし、そこから中盤に当てるボールに対しても、(プレスが)誰もいなかった。そこはやっていて嫌な感じが自分の中でずっとしていた。すごくフリーで自由に持たれているな、全然プレッシャーがかかっていないなというのは感じていて、その間に失点を重ねてしまった」
 
 連動しない日本のディフェンスに、重苦しさを感じていたと話す。さらに今野は、攻撃面でも課題が浮き彫りになったと言う。
 「少し高い位置でボールを受けられたら良かった。けど、相手の守備も結構良くて、FWの1枚は絶対に僕についてくる。しかも、一人ひとりが(マークを)タイトについてくるので、中盤もどんどん下がってきた。だから、なかなかブロックに突っ込めず、ブロックの外で回すだけで中へのパスを入れられない。入れたとしても引っかけられて、相手のショートカウンターにつなげられた」
 
 攻守両面で宿敵に先手を奪われ、不甲斐なさを嘆いた今野。さらに、「ワールドカップはあれがベース、というかあれ以上」と危機感を口にする。だからこそ、「(相手は)すごく気持ちが入っていて、戻りが早く、守備の時も11人がしっかりと隙のないブロックを作っていた。それでも僕らは考えながらブロックを崩さなければいけない」と語気を強める。
 
 屈辱的な敗戦に悔しさは募るばかりだろうが、今野は最後に「実力不足だと思う」述べ、チームの未熟さを素直に認めていた。

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