「なぜそうなったのかわからない」ハリル監督が嘆いた謎の停滞感
E-１選手権の最終戦、日本対韓国の一戦が12月16日、味の素スタジアムで行なわれ、日本は１-４で韓国に敗れた。
予想外の大敗に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督もガクリと肩を落とした。いずれも勝利を収めた北朝鮮戦や中国戦とは違って、フラッシュインタビューを受ける表情も冴えなかった。
指揮官は重い口調で喋り出す。「韓国が日本より強いことは試合前からわかっていました。韓国とのレベルに差があったと思います。（韓国は）勝利に値しました」と韓国の勝利は妥当だったとし、称賛した。
わずか開始２分で幸先良く先制点を奪っておきながら、４失点の大逆転劇。ハリルホジッチ監督もこの結果に受け入れがたいものだっただろう。困惑した様子で、「ここで結果を残すことを望んでいましたけど、１点目を決めた後、プレーを止めてしまいました。なぜそうなったのかはわかりません。相手がその状況を利用して２得点。それからこっちのバランスが崩れてしまいました」と試合を振り返った。
指揮官が嘆いた先制点後に訪れた停滞感――。油断による集中力の欠如なのか、相手の圧力によるものなのか。いずれにしても、このような惨敗劇が二度と起きないように原因を追究しなければならない。
【日本代表PHOTO】E-1選手権・第３戦の韓国戦。４失点の惨敗で優勝ならず…
