ふと、過去の記事を見返していたら懐かしい名前があった。

 透明雑誌というバンドで、五、六年前に日本(の、ごくごく一部)で話題になった台湾のバンドだ。台湾…?

 

 こういうイメージですよね。キョンシーみたいな格好したおじいちゃんが「アイイイーーー!!」つって銅鑼ぶん殴ってるイメージ。

 この記事を読んでいるあなたが恐らくそうであるように、日本人はアメリカやイギリスの音楽は聴いてもアジア圏の音楽にはまるで興味がない。せいぜい、韓流。

 日本もそうだけれど、世界的に見てもアジアや中東の音楽は地産地消で完結しており、他のアジア圏の音楽が聴かれることはめったにない。タイとか中国とかでどういうバンドが流行ってるか、知らないでしょう。向こうから見ても、そうみたいです。

 のだけれど、透明雑誌は日本でちょっとだけ話題になった。何故か?それは聴けば一発でわかってくれると思う。

 単純に、かっこいいから。

 プラス、これが台湾からやってきたというのが衝撃だった。邦楽じゃん、ナンバーガールじゃん、と。海の向こうに別の日本があった感じ。

 たぶん、BUMP OF CHICKENやその年代のバンドたちの大流行の余波なんだけれど、2010年代になった今でもコードを掻き鳴らして音の壁を作ってその上にリードギターを乗せるような音楽やってる国って、日本くらいなもんなんですよね。洋楽ってコード感にあんまり頼らないし。

 台湾って、ご存知の通り超親日の国で、音楽においても「日本のインディーシーン、かっこいいじゃん」と邦楽をリファレンスしてくれてる部分があるみたいで、知らないところで「台湾インディー」つって日本のバンドサウンドに近い音楽が流行ってるそうな。その旗手がまさに彼ら透明雑誌。うれしいよね。

 久々に聴いたらかっこ良すぎて一日中頭から離れなくなっちゃったんですけど、調べたら今新しいプロジェクトを始めたところだそうで

 

 曲名から超カッコイイ。全然これ日本で流行ってもおかしくないと思うんですよね。結構来日してるみたいだし次来ることがあったら是非見たい。

 

K-POPよりも親日バンドを応援したい

 完全に蛇足なんですけど、K-POPを取り巻く日本の音楽シーンっていびつだと思うんですよ。ちょっと病んでる。

 K-POPが日本で販促活動してるのって「日本が好きだから」「日本の人たちにもっとこの国の音楽を聴いてほしいから」っていう好意的な感情からじゃなくて「外貨獲得」っていう純粋なビジネスなわけじゃないですか。

 日本と韓国が相互にお互いの国の音楽を消費しあう仲だったら納得も行くんですけど、邦楽が韓国で聴かれることってないわけで。日本のバンドとかもやってるようにアメリカとか欧米に進出したがる気持ちはわかるんですけど、音楽的に興味ない国にガンガンに商売として国ぐるみでアイドル売り込んで、まんまと聴かされてるのは本当にどうかと思うわけです。

 あと「おこぼれがもらえるから」つってその商売の片棒担ぐテレビやレコード会社もどうかと。アヘン戦争前夜に「自分は儲かるから」つってイギリスから下ろされたアヘンを国内に流通させてた中国人とやってること同じですよね。病んでると思います韓流シーンは。

 それだったらば、透明雑誌みたく日本の音楽が好きで、似た系統の音楽をやっている海外のバンドを応援したいなと僕は思います。来日インタビューで日本のレコ屋を本当にうれしそうに回る洪くんの姿を見て「そういうことだよな」と。さすが災害復興支援費、アメリカに僅差で次いでダントツで2位の国台湾だなと。

 うっかりナイーブな話題に触れましたが、それを抜きにしても純粋に超カッコイイバンドです。Apple Musicにもあります。よかったら是非!

 それでは。

 

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