【日本代表プレビュー】タイトルを懸けた日韓戦、目指すは3連勝

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▽日本代表は16日、EAFF E-1サッカー選手権の最終戦で韓国代表と対戦する。

▽初戦の北朝鮮代表戦、第2戦の中国代表戦では、終盤のゴールで勝利を収めて2連勝。韓国代表相手に引き分け以上の結果で、2大会ぶり2度目の優勝を掴める。

◆タイトルを懸けた日韓戦

▽ここまで2連勝で首位に立つ日本の最終戦の相手は、1勝1分けで2位につける韓国だ。永遠のライバルである日本と韓国が東アジアのタイトルを懸けて戦う一戦。両者にとっては、タイトルではなく、宿敵相手への勝利というモチベーションがあるはずだ。

▽互いにロシア・ワールドカップへの切符を掴んでいる状況であり、本大会に向けての戦力発掘という目的もある。国内組の力勝負、JリーグとKリーグの勝負という見方もできるだろう。

◆2年4カ月ぶりの対戦
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▽韓国との最後の対戦は、2015年8月15日に行われたEAFF東アジアカップ2015決勝大会の第2戦だ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表は、今回と同様に国内組で挑んだが、1-1のドローに終わった。

▽試合は、韓国がMFチャン・ヒョンスのPKで先制。しかし、日本がMF山口蛍の日本代表初ゴールで追いつき、引き分けに持ち込んだ。それ以来の再戦。韓国は当時チームを率いていたウリ・シュティーリケ監督が解任されており、メンバー構成や戦い方は当時と異なる。日本がどこまで対応できるかに注目だ。

◆3連勝で初タイトル獲得へ
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▽今大会の2試合は、我慢する展開が続く中で終盤にゴールを奪いきり、2連勝を収めた日本。初めて組むメンバーが多い中、連携面に不安を残し、コンビネーションがハマらなかった日本。しかし、初戦に比べ、2戦目では攻撃面での改善も見られ、ハリルホジッチ監督が求めるプレーも随所に表れていた。

▽2年前の前回大会、日本は1勝もできないまま最下位で敗退した。ハリルホジッチ監督は「リベンジ」という言葉を使い、今大会でのタイトル獲得を明言。そして、そのチャンスが目の前に訪れている。日韓戦ということもあり、互いのプライドも懸かっているはず。是が非でも勝利し、タイトルを獲得したいところだ。

★予想フォーメーション[4-2-3-1]
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GK:権田修一

DF:植田直通、三浦弦太、昌子源、車屋紳太郎

MF:今野泰幸、井手口陽介

MF:伊東純也、倉田秋、阿部浩之

FW:小林悠▽韓国との決戦には、この2試合のパフォーマンスを考えての選手起用となるだろう。GKは中村航輔(柏レイソル)のパフォーマンスが印象的だが、3人目のGK権田修一(サガン鳥栖)の起用を期待したい。

▽右サイドバックはDF植田直通(鹿島アントラーズ)だろう。中国戦でのパフォーマンスは、起用されたこと以上に驚きを与えた。韓国との肉弾戦でも耐えられ、高さ勝負でも強さを発揮する植田の起用は妥当だろう。

▽センターバックのコンビは、DF昌子源(鹿島アントラーズ)が軸になることは間違いない。DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)、DF三浦弦太(ガンバ大阪)の2名がおり、どちらも満足いくパフォーマンスは見せていない。しかし、三浦の方が攻撃面での貢献も考えられる。空中戦の強さは谷口の方が分がありそうだが、トータルで考え三浦と予想する。

▽左サイドバックは、DF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)が入ると予想。DF山本脩斗(鹿島アントラーズ)も対人の強さ、攻撃時の上がるタイミングなどは良さがある。悩みどころではあるが、車屋を選択すると予想する。

▽中盤の組み合わせは、MF今野泰幸、MF井手口陽介のガンバ大阪コンビと予想する。MF三竿健斗(鹿島アントラーズ)はここまで起用されていないが、前日トレーニングのランニング時の動きが気になった。そして、トップ下にはMF倉田秋(ガンバ大阪)が入るだろう。MF大島僚太(川崎フロンターレ)が離脱したいま、適任は倉田となる。

▽右サイドには、ケガの状態が気になるものの、FW伊東純也(柏レイソル)が入ると予想する。スピードを生かし、韓国のサイドバックの裏を取れるか。中国戦では仕掛けを迷うシーンがあったが、韓国戦では積極的に仕掛けてもらいたい。そして、左にはMF阿部浩之(川崎フロンターレ)が入ると予想する。ここまでは2試合とも途中出場。MF土居聖真(鹿島アントラーズ)の起用も考えられるが、左サイドバックの車屋との連携も考え、阿部をスタメンで見てみたい。

▽そして注目の1トップはFW小林悠(川崎フロンターレ)だろう。2試合とも投入されてから流れを変えたFW川又堅碁(ジュビロ磐田)もきになるところだが、ファーストチョイスは小林と見る。しかし、右サイドの伊東の起用が難しい場合は、小林が右に入り、川又が先発する可能性もあるだろう。

◆優勝だけでなく3連勝を掴め
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▽日韓戦、タイトルが懸かった試合ということで、日本にはしっかりと勝利することが求められる。引き分け以上でも日本の優勝が決定するが、引き分けを狙っていては勝利も遠ざかるはずだ。

▽今野は「2位では何も残らない」とコメントし、昌子も「勝てば優勝、負ければ準優勝って分かっている」と口にし、選手の思いは東アジア制覇に向いている。

▽そして、試合展開にもよるが、選手たちは勝利することを求めている。引き分けで優勝するということよりも、目の前の試合に勝つ。一戦一戦の重みを考えながら挑む日本代表。注目の日韓戦は16日、19時15分にキックオフを迎える。