15日、北京青年報は、北京首都国際空港のターミナルにあるベビールームが男性トイレの前に設置されており、乳児を抱えた女性利用客から不満の声が出ていることを伝えた。

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2017年12月15日、北京青年報は、北京首都国際空港のターミナルにあるベビールームが男性トイレの前に設置されており、乳児を抱えた女性利用客から不満の声が出ていると伝えた。

先日、女性市民から「北京空港T(ターミナル)2国際線到着ロビーで子どもに授乳をしようとしたところ、ベビールームが男性トイレの中に設置されていた。仕方なくこの授乳室を利用したが、どうしてこんなところに設置したのか理解できない」との連絡が同紙に寄せられた。

同紙の記者が14日に現場を訪れてみると、ベビールームが設置されていたのは男性トイレの出入り口からわずか1メートル、「内部」からも2メートルほどしか離れていない場所。現場には男性トイレのマークしか見当たらず、ベビールームの存在が分かりににくくなっているほか、中に入ると強いタバコのにおいがしたという。清掃員によると「時々、ここで隠れてタバコを吸っている人がいる」とのこと。

記者がしばらく観察していると、ベビールーム内に設置されたトイレを平然と使用する男性も多く、ベビールームが男性トイレにあるのを見て利用を断念する母親もいた。清掃員も「恥ずかしそうに入っていく母親を何度も見た」と語っているという。ベビールームが男性トイレに設置されているのはT2ターミナル国際線到着ロビーだけのようで、T1、T3のロビーでは女性トイレ内あるいは独立した場所に設けられているという。

記事によると、国家衛生・計画生育委員会が昨年出した規定では「建物面積が1万平方メートル以上もしくは1日の利用者が1万人以上で乳児を抱える母親が日常的に利用する公共施設では、10平方メートル以上のベビールームを設置しなければならない」とされている。空港関係者は「女性トイレが狭く、十分なスペースを得られなかったので、男性トイレに設置した」と説明。市民ホットラインの担当者は「確かに利用しづらい状況だ。関係当局に報告して処理してもらう」とコメントしたという。(翻訳・編集/川尻)