本田圭祐【写真:Getty Images】

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「スポーツ界の名珍場面総集編」…11月に本田が演じた“4人抜き&50m突破弾”

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は11月にサッカー・メキシコリーグ1部、パチューカFW本田圭佑が決めた「衝撃の4人抜き&50メートルドリブル弾」。センターサークル付近からドリブルで50メートルを突破し、最後は4人抜きでネットを揺らすスーパーゴールを炸裂。大会公式ツイッターが動画付きで紹介し、現地メディアも「大空翼式! ケイスケ・ホンダがパチューカで偉大なゴール」と漫画級の超絶弾を絶賛していた。

 どうにも本田が止まらない。メキシコを騒然とさせたのは、11月8日のコパMX(国内カップ戦)の準々決勝ティファナ戦、前半2-0で迎えた前半42分だった。

 自陣センターサークル付近でボールを受けた背番号「02」は、前方のスペースを見てドリブルを開始。すぐさまチェックに来た1人目を一瞬の加速で交わすと、2人も再びギアを上げて突破。エリア前方で待ち受けた相手を今度は細かいボールタッチで抜いてみせた。さらに後ろからスライディングで止め来た4人目をものともせず、シュート態勢に。まさか――。

 そう思った次の瞬間、本田は飛び出してきたGKの動きを冷静に見極め、やわらかなタッチでボールを浮かせ、ゴールネットを揺らしてみせた。その間、およそ9秒。仰天の4人抜き&50メートル突破弾に実況も大興奮で絶叫し、本田は客席を指さして感情を爆発させていた。

 漫画のような一撃を、スポーツ放送専門局「FOXスポーツ」メキシコ版は「大空翼式! ケイスケ・ホンダがパチューカで偉大なゴール」と人気漫画「キャプテン翼」の主人公・翼くんを引き合いに出し、絶賛した。

 この試合は4-0で快勝した本田。11月の日本代表の欧州遠征メンバーから外れこそしたが、Jリーグの浦和レッズなども出場した今月のクラブワールドカップ(W杯)に参戦している。初戦を突破し、2試合に出場。16日には3位決定戦のアルジャジーラ戦に挑む。衝撃の4人抜き弾以降、状態を上げている本田の戦いに注目だ。(THE ANSWER編集部)