【自慢の家電ランキング】

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近年、魅力的な家電が続々と登場している。それらに最も詳しいのが、日々家電製品の取材を行い、検証している、こちらの16人の家電の賢者たちだ。今回は彼らが実生活で使い続けている『自慢の家電』をランキング形式で掲載。これぞ、どこよりも正直な“真に買って間違いない家電”カタログなのだ!

美味しいお米と音楽から

家電で潜在力を引き出します



IT・家電ジャーナリスト/安蔵靖志さん

家電製品総合アドバイザー。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ〜ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっている。

1位

美味しさと便利さを考えると安い買い物です



バーミキュラ

バーミキュラ ライスポット

実勢価格:8万6184円

鋳物鍋で絶品ご飯とおかずを調理



筆者がこの1年間で購入した家電製品の中で最も満足しているものの1つが『バーミキュラ ライスポット』です。ポイントは「炊き上がったご飯の味」と「使いやすさ」、そして「コスパ」。ライスポットは「炊飯」と「無水調理」、「低温調理」といった機能を備えています。以前は毎日のように土鍋で炊飯していたのですが、その理由は高級炊飯器よりもおいしく炊けるからでした。しかしライスポットで炊いたご飯を食べて、「土鍋を超えた」と思いました。保温機能はありませんが、炊飯後すぐに小分けして冷凍するので不満はありません。

一般的な炊飯器と違うのが充実した調理機能です。食材と調味料の水分しか使わずに調理する「無水調理」が手軽にできるだけでなく、炒め物も安心して作れるのは大きな魅力です。さらに楽しいのが30℃から95℃まで1℃単位で設定できる低温調理機能です。これを使えばヨーグルトや塩麹などの発酵食品だけでなく、タンパク質が固まらない温度でじっくりと火を通すことで安全かつおいしい料理を味わえます。

絶品の炊飯機能に加えて、IHクッキングヒーターとしての機能、さらに低温調理機能まで搭載していて8万円を切る価格。専用鍋だけでも別途購入すると約3万円するので、ある意味トータルで見るとコスパがとても高いのです。

いわゆる自動調理機能や予約調理機能のようなものはありませんが、日常的に料理を作る人が難なく使える、「道具としての使いやすさ」も重要なポイントです。ポットヒーターに入るサイズなら他社の鋳物ホーロー鍋でも使えるので、すでにいくつか鋳物ホーロー鍋を持っているという人にもお薦めです。

2位

スマートスピーカーが生活の中心になるかも



Google

Google Home

実勢価格:1万5120円

話しかけるだけでグーグルが使える



『Google Home』は“期待感”から2位に挙げました。現状でできることは決して多くはありません。声をかけて呼び出すのにも、躊躇してしまいます。今は声をかけるだけでラジオを手軽に聴ける「radikoマシン」としての使い方がほとんどです。

しかし今後さまざまなサービスや家電製品が対応することで、家庭内のハブになる大きな可能性を持っています。Google Home以外にもLINEやAmazon、さらにはアップルも控えていますので、どれが生活の中心になっていくのかは分かりません。

しかし、スマートスピーカーが生活に根付いていくのは間違いありません。スマートスピーカーに興味がある人のエントリー機としては最適なのではないでしょうか。

3位

音楽CDの音にもこれだけの情報が詰まっているんです



ソニー

ウォークマンZXシリーズ NW-ZX300

実勢価格:7万円

USB DACとしても使えるハイレゾウォークマン



3位に挙げた『ウォークマン NW-ZX300』は音に惚れ込みました。価格は決して安くはありませんが、筆者が音楽に目覚めた小学校高学年から中学校にかけての1980年代ロックのその興奮が、まざまざとよみがえってくるのです。

ソニーの音作りは「ドンシャリ」(低音がドンドンと強くて高音がシャリシャリする)の傾向にあると言われることが多いのですが、これはいい意味でそれを踏襲しつつ、いい意味で裏切ってくれます。低音が力強いのですが、高域から低域までベールが取り払われたかのような解像感があります。

CDが登場した当時の音作りはパンチが弱く感じることがあるのですが、それを下支えしてくれます。「ハイレゾを聴くなら」ではなく、CDを中心に音楽を楽しんでいる人にお薦めです。

※『デジモノステーション』2018年1月号より抜粋。

text安蔵 靖志

illustrationfoxco