わずか1198kgというマクラーレン史上最軽量ボディを実現

 マクラーレン・オートモーティブは、12月10日に究極のサーキット指向型ロードカー「McLaren Senna(マクラーレン セナ)」を発表した。

 今回のアルティメットシリーズの新モデルは「公道でも走れる、マクラーレンの究極のサーキットモデル」という、たった1つの目的のもと設計されている。

 エクステリアは冷却性能を高めるために、各部へのこだわりが満載。例えばリヤのクラムシェルは、空力と冷却を高次元で両立させる。また空気をリヤデッキから逃し、ボディ下面へスムースに流れるようガーニーフラップも取り付けられている。また、リヤのダブルディフューザーは他のモデルにはないアイテムの1つ。加えて二重構造の巨大カーボンリヤウイングと相まって、強烈なダウンフォースを発生。ちなみにカーボンリヤウイングは、エアブレーキとしての役割を果たしている。

 足元は、ピレリのPゼロ・トロフェオRと、センターロックタイプの超軽量合金ホイールを採用している。

 コックピットにおいても、カーボン素材が多く使用して軽量化が図られている。シートやサイドエアバッグカバーなどはアルカンターラかレザーから選択が可能だが、室内装飾を減らすなど、わずかな減量も抜かりなく行われている。

 また、すっきりとした室内空間を目指しており、ステアリングホイールにはスイッチ類を1つも取り付けていない。余分な収納スペースは設けておらず、2人分のヘルメットとレーシングスーツを入れるだけの広さのみ確保している。

 ボディのコアとなるシャシーには、カーボンファイバー製モノケージ3を採用しており、マクラーレンの公道向けモデルのなかで、もっとも強固なモノコックとなっている。また、カーボンファイバー製ボディパネルは、個々のパーツを徹底的に軽量化し、伝説のマクラーレンF1以来となる最軽量1198kgを達成した。

 心臓部の4リッターV8ツインターボ・エンジン(M840TR)は、マクラーレン史上もっともパワフルな仕上がり。最高出力800馬力、最大トルク800N・mを発揮する。ドライサンプの潤滑方式やフラットプレーン・クランクシャフトなど、同社がモータースポーツで培ってきた技術を惜しみなく投入している。組み合わせるトランスミッションは、ツインクラッチの7速ギヤボックスだ。

 エンジンとトランスミッションの特性として、コンフォート/スポーツ/トラック/レースのなかから好きな制御を選べ、どのモードでもその高いポテンシャルを味わえる仕様になっている。

 この超スーパーカーは500台のみの限定生産で、なんとすべて手作業で組み立てられるとのこと。そして驚きの日本向け税込価格は約1億円!(6万75000ポンド)。しかも、すでにオーナーが決定しているという。

 実車は2018年3月に開催予定の第88回ジュネーブ国際モーターショーにて、一般披露される予定である。