ボディメイクのプロに聞く、美尻をかなえる方法

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女性のボディを見つめ続けて30年以上になる美容家、エステティシャン兼整体師の南雅子さん。美容業界にもファンの多い彼女が考える「美しいヒップ」とは?「ヒップの形は、全身の使い方の現れ」と語る南さんに、キュッと上がったヒップを育てるための秘訣をうかがいました。 
お尻の大きさは、遺伝が影響するの?
バストは遺伝の影響が小さくなく、特に巨乳に関しては頑張ってもなれるものではない、と語る南さん。ところがヒップは鍛えられるので、遺伝の影響がそれほど大きくないのだそう。

「たとえばスクワットをするなど太ももを鍛えると、ヒップも大きくなります。大臀筋(お尻のいちばん大きな筋肉)は太ももの前側と連動しているので、トレーニング次第で形がかなり変わってくるんです」(南さん)

ネグロイドのようなキュッと上がったお尻は無理でも、太ももとお尻の境目がはっきりした桃尻は日本人にも充分可能。遺伝や人種のせいにせず、姿勢やコリほぐしに励んで。
理想的なヒップとはいわゆる「桃尻」

「広がっていたり垂れていたり。また、骨盤が広がっているために横に張っているようなヒップも美しくないですよね」

と南さん。太ももとお尻の境目がなくてだらんとつながっていたり落ちているヒップは形が悪く見えるし、脚が短く見えてしまうというデメリットも。それに対し、理想的なのは丸みがあり、きゅっと下側はすぼまっているいわゆる桃尻。

「特に格好いいのは丸く、触るとお尻の中央より外側に引っ込む部分があるお尻です。骨盤には穴があるのですが、そこがえくぼのようにくぼむヒップは理想的。形がキレイに整っているとこのえくぼができるんですよ」(南さん)

ヒップが垂れる、形が崩れる原因は?

「たとえば脚を組むクセ。たいていの方がどちらかの脚が上になるクセをもっているのですが、それによって骨盤や股関節が歪みます。建物に例えれば骨盤は土台ですから、ここが歪めば上物である上半身も歪みますよね。万が一脚を組むなら左右それぞれを同じように組むことが大切です」

と南さん。骨盤が広がると体全体が沈みがちになり、お尻が大きくなるだけでなくくびれがなくなったり下腹部がぽっこり出てきたりしてしまうそう。また、

「頭を使う仕事をする人の中には、座っていても足先が床についていないケースが多いですね。足先がブラブラしたままで座っていると、全身の体重を骨盤で支えることに。これも骨盤に負担がかかり、ヒップの形を崩す大きな原因になります」(南さん)

逆に、体の使い方を両脚から改めて全身のバランスを整えることで、最大でヒップの高さが10センチも変わった人もいるのだそう。少しずつ下半身から日常生活のクセの見直しをするのが美尻のスタートといえそう。
「タレ尻」になっているかもしれないのはこんな人!
ヒールを履いたはいいけれど、こなせなくて膝が曲がっていたり、ペタペタと歩いていたり......。そんな姿勢の人は、若くてもお尻が垂れている可能性大。

「脚の"縦筋"が衰えると、まっすぐ立てなくなるんですね。膝裏が曲がってペタペタ歩きになるから脚が太くなるし、支えられなくなるからお尻が垂れてくるんです」

すらりとまっすぐな脚だと歩きやすく、しかもキュッとお尻を支える筋肉が育つのでヒップアップになるそう。

「そして、猫背もヒップの大敵です。猫背になっていると前側に力がかかるから脚が太くなるし、ヒップも崩れてきます。そして、重力の中で生きている私たちにとって、姿勢を縦に保つというのは難しいことなんです。すらりと背筋が伸びている人は、背骨の周囲でボディを縦に引き延ばす脊柱起立筋群が上手に使えていると言えますね」