中国メディア・観察者網は11日、中国で制作・放送されたドラマのワンシーンに登場する家族写真が、サッカー・アルゼンチンのスーパースター、リオネル・メッシが以前SNS上に掲載した家族写真を流用したものではないかとの指摘が飛び出したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・観察者網は11日、中国で制作・放送されたドラマのワンシーンに登場する家族写真が、サッカー・アルゼンチンのスーパースター、リオネル・メッシが以前SNS上に掲載した家族写真を流用したものではないかとの指摘が飛び出したことを伝えた。

 記事は、「メッシはまさか自分の家族写真が中国のドラマで加工されて使われていたとは思わなかっただろう」としたうえで、中国のあるバルサ好きのネットユーザーが10日に中国版ツイッター・微博上で「母親が見ていたドラマの中にこんなシーンがあった」として2枚の画像を掲載したことを紹介している。

 1枚目の写真は、2014年に放送されたドラマ「将婚姻進行到底」(英語名:ザ・パーフェクト・カップル)で使われたもの。部屋に男性と女性が座り、男性の膝元には2人の子と思しき幼児がいる。そして3人の前にあるテーブルには、ホールのケーキが置かれている。2枚めの写真は、数年前にメッシがSNS上で公開した家族写真。部屋にメッシとその夫人が座り、メッシの膝元には息子のチアゴくんがいる。そして3人の前にあるテーブルには、ホールのケーキが置かれている。

 そう、2枚の写真は構図が全く一緒なのだ。背景も一緒、パパが着ている青い格子状のシャツも一緒、息子の服も一緒。そして、ケーキに「THIAGO」(チアゴ)という文字の飾りが立っているのまで一緒。これはもはや決定的だ。一方、人の顔とママの服、そして息子の髪型は異なっている。中国の息子の髪型は、前髪だけ少し残して残りは丸坊主の「大五郎カット」のようなものだ。画像の加工者は中国らしさを出そうとしたのか。しかし、その努力も、「THIAGO」の飾りの前では完全にムダである。

 記事は、メッシの家族写真が中国のドラマにこっそりと加工利用されたことは、ほぼ間違いないと見ている。そして、過去にもサッカー界のスーパースターが本人の知らぬうちに「中国デビュー」してしまったケースがあるとして、元ブラジル代表のロナウドを紹介。「2003年にレアル・マドリードが訪中した際、社内宣伝のためにと中国ののど飴会社に撮影を頼まれカメラに収まったところ、長期間に渡ってロナウドの映像を加工したのど飴のCMが中国のテレビで放映され続けた。後になってそのことを知ったロナウドは怒り、訴訟沙汰寸前にまでなった」とした。そういえば、ロナウドも02年の日韓W杯出場時に「大五郎カット」のヘアスタイルで話題を集めた。

 中国のネットユーザーからは、「どうしてこんなことをするのか、理解できない」、「画像の加工者は、どうしてケーキの飾りを加工しなかったのか」、「作った人は、サッカーファンかもしれないな」「かなりの加工技術」「腹立たしいのに、笑ってしまう」といったコメントの他、問題のシーンを発見したユーザーの「眼力」を称えるコメントも寄せられている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)