韓国代表のシン・テヨン監督は16日の日韓戦でU-23代表指揮官時代のリベンジを狙う【写真:舩木渉】

写真拡大

 韓国代表は15日、翌日のEAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会(E-1)の最終戦・日本戦に向けて都内で練習を行った。

 練習前にメディアの前に立った韓国代表のシン・テヨン監督は「我々は日本に勝つ」と、日韓戦での勝利を力強く誓った。

 これまでの2試合で疲弊した韓国の面々は、14日の練習を中止して完全休養に充てた。シン・テヨン監督も休息の効果を実感している。そして「もちろんこの大会はロシアへの準備のプロセスの中にある。だが、選手たちと我々コーチ陣は、試合に勝つためにすべての準備をする」と愚直に勝利という結果のみを目指していく姿勢を明確にした。

 やはり日韓戦は特別な試合のようだ。指揮官は「我々がどのようなプレーをするかももちろん重要だが、それよりも日本との試合では結果が何よりも重要」と強調する。E-1での2試合を分析したことで「日本は試合ごとに良くなっている」とライバルの現状を分析している。

 また、「我々はハリルホジッチ監督のゲームプランを分析している」と述べた上で、シン・テヨン監督は「高萩(洋次郎)はFCソウルにいた。何人かのJリーガーとこちらのKリーガーは一緒にプレーしていたこともある。そして現役のJリーガーたちもいる。彼らが日本での同僚たちの情報を共有してくれている」と、Jリーグでのプレー経験を持つ選手たちの持つ経験が韓国代表を助けていることも明かした。

 昨年まで韓国代表のスタッフを務めながらU-23代表を率いてリオデジャネイロ五輪に出場したシン・テヨン監督にとって、同五輪の予選を兼ねていた2016年のAFC U-23選手権の決勝で日本に2-3で敗れたことが重要な教訓になっているとも語った。

「当時、我々の目標はリオデジャネイロ五輪出場権を獲得することだった。(AFC U-23選手権で)チャンピオンか2位かというのは、それほど重要ではなかった。だが、E-1は違う。我々はこの大会で優勝したい。日本との試合は我々にいい経験を与えてくれる。私もたくさんのことを学んだ。ゲームをコントロールしなければならないと感じている。決して同じミスは犯さない」

 シン・テヨン監督率いるU-23韓国代表を破ったU-23日本代表のメンバーだった植田直通や室屋成、三竿健斗、井手口陽介が今回のE-1に日本代表として出場している。そして手倉森誠監督は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下でコーチを務めている。

 ある意味で互いの手の内を知り尽くした韓国と日本は、再び“決勝戦”で相見える。果たして試合終了とともに歓喜の雄叫びをあげるのはどちらになるだろうか。

(取材・文:舩木渉)

text by 編集部