台湾鉄道の旧泰安駅を視察する賀陳旦交通部長(白髪の男性)ら

写真拡大 (全2枚)

(台中 15日 中央社)賀陳旦交通部長(交通相)は13日、立法委員(国会議員)らとともに台湾鉄道の旧泰安駅(台中市)を視察し、運休中の観光鉄道・旧山線について一部区間の運行再開を目指す同市政府のプロジェクトを「100%支持する」と約束した。

旧山線は日本統治時代に建設された路線で、三義(苗栗県)と豊原(台中市)を結ぶ。沿線には、標高402メートルで、旧山線の最高地点にある勝興駅(苗栗県)や1935年の新竹・台中地震で崩壊したれんが造りのアーチ橋「龍騰断橋」(同)、后里駅(台中市)などがある。1998年、新線の開通に伴い廃線となった。2010年に観光鉄道として三義−泰安間が一時復活したが、昨年3月から再び、勝興−泰安間での運行が休止となっている。

后里は、来年台中市で開催される台中フローラ世界博覧会(台中花博)の会場の一つ。同市は、台鉄・台中線の駅で、かつて旧山線にも接続していた后里駅を花博の玄関口と位置付けて改良工事を進めており、地元の活性化にもつながる旧山線の復活を強く望んでいる。

プロジェクトは、短期的には后里駅周辺のサイクリングロードを整備して地元の観光を活性化させ、中・長期的には三義−后里の15.9キロ区間復活を目指すもので、総経費は34億4300万台湾元(約128億7400万円)。賀陳部長は、設備改善などはBT(建設・譲渡)方式、運営はOT(運営・譲渡、民営化)方式が検討されていると述べ、官民一体で推進していく考えを示している。

(趙麗妍/編集:塚越西穂)