Googleと和解? AmazonがChromecastとApple TVの販売を間もなく再開
Amazonは2015年10月、ChromecastとApple TVの取り扱いを中止しましたが、この2つのデバイスが再びAmazonに戻ってきます。

米Amazonの広報担当がCNETに明らかにしたもので、米Amazon上では販売は開始されていないものの、各製品ページを確認することができます(Chromecast、Chromecast Ultra、Apple TV、Apple TV 4K)。

2015年に販売を中止した際、その理由は「プライムビデオに未対応なので、顧客の混乱を避けるため」とされていました。

しかし先日、プライムビデオがApple TVに対応。真の理由がどうであれ、表向きにプライムビデオ非対応が問題であるなら、販売を控える理由は消滅したと言えます。

ただ、気になるのはChromecastのほう。AmazonとGoogleの対立は溝を深めるばかりで、Fire TVでYouTubeを視聴不可にするとの話題は記憶に新しいところです。

Googleが問題として挙げていたのは、AmazonがChromecast、Google Home、一部Nest製品を取り扱わず、プライムビデオがGoogle Castに未対応なことでした。このうち、Chromecastの販売が再開されるのなら、完全ではないにしてもGoogleが溜飲を下げ、YouTubeの遮断は回避されるかもしれません。

なお、今回のAmazonの対応について、Googleの広報担当はCNETに対し「両社の顧客の利益のため、Amazonとの建設的な議論を進めている。近いうちに合意し、これらの問題を解決したい」とコメントしています。