「BOOKSTAND.TV」に酒井若菜が出演する

写真拡大

BS12 トゥエルビにて放送中の「BOOKSTAND.TV」(毎週金曜深夜2:30-3:00)に酒井若菜が登場し、水道橋博士と対談を行う。

【写真を見る】酒井若菜、「次に『付き合って』って言われた人と、結婚しようかな」!?

酒井はもともと水道橋博士が編集長を務めるメールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」にて執筆を行っていたが、ことし自身の手で新たに「marble」を立ち上げた。そんな“編集長”同士の熱い対談が、「BOOKSTAND.TV」内のコーナー「メルマ旬報.TV」にて12月15日(金)と22日(金)の2週にわたって放送される。

収録を終えた2人に、メルマガに込める思いや、来年の展望を聞いた。

■ 活字への“偏愛”は2人の共通点

──メルマガの編集長同士、熱い思いをたっぷりと話していらっしゃいましたが、まだまだ語り足りない、というところでしょうか?

酒井若菜:そうですね。私は博士さんに対してのリスペクトが、かなり強いんです。(自身が執筆した)「酒井若菜と8人の男たち」(キノブックス)は博士さんの「藝人春秋」(文藝春秋)のオマージュですし、「marble」も「──メルマ旬報」の女性版という感じです。いつも博士さんの背中を見ながら「次は何をされるんだろう?」と考えているので(笑)、直接質問してご教示いただけたのはうれしかったですね。

──「バックナンバーは無料にしたい」というトピックスなど、お2人の意見が一致する場面も多々ありました。そういう意味では、お2人は活字文化を守る「同志」でもあるのでしょうか?

水道橋博士:活字への“偏愛”っていうのは、お互いにあると思います。これまで読んできた本も違うし“入り口”はたぶん違うんだけど、文字や本がどれだけ自分を救ってきたかっていうのは、共通しているんじゃないかな。

──以前、博士さんはメルマガを手掛ける意義の1つとして、「紙の本の出版へつなげられること」と仰っていました。酒井さんもそのように考えていらっしゃるのでしょうか?

酒井:「marble」に関しては創刊したばかりなので、まだそこまでの意識はありません。でも、私も紙ならではの良さはずっと感じていることなので、「marble」がいつか紙の本になったらいいですよね。夢のようでもあり、最終的に目指すべきところなのかなとも思います。

──「marble」では女優の西田尚美さんやミュージシャンの坂本美雨さんなど、さまざまな場で活躍している方たちが執筆されています。オファーに基準はあったのですか?

酒井:大人の女性で、女性に人気があって、親切で、それから人見知りな人(笑)。結局のところ私の好みなんですが、自分が「この人の文章を読みたい」って思った人に声を掛けているという点では、博士さんと一緒ですね。

博士:だからかも知れないけど、僕は彼女たち(「marble」の執筆陣)を“親目線”で見ちゃうんだよね。僕は「メルマ旬報」で「若菜さんの文章いいね」って言っていて、今度は若菜さんから「私、この人たちの文章が好きなの」って紹介されているような。何だか「marble」をかわいらしく思えるし、“愛い(うい)”感情を持っちゃう。

■ 「メルマ旬報」と「marble」は“兄妹”みたいなもの

──そんな「メルマ旬報」と「marble」は、今後お互いに影響を与え合うことになるのでしょうか?

博士:どういう形であれ、2つのメルマガは兄と妹みたいなものだからね…。編集長が思っていることとは違っても、たとえば執筆陣同士が個々に交流して、「何かやりましょう」ということになったら、大いに結構。

「メルマ旬報」では、歴史にこだわる演芸好きな人が多いから、たまにその好事家同士で「それは間違ってる」とかって揉めたりもするんだけど。「いや、同じ枠の中の、同じものを愛してる人たちだから」って思うわけ(笑)。

本来、それに全く興味のない人の方が距離があって、ある種の“敵”なわけでしょ? 仲間たちで飲み屋に行って、一晩中 明石家さんまについて喋っている…とか、そういうことが大事だと思う。だから、ものを書くことにこだわっている世の中の少数派同士で交流することに、期待する思いもありますよね。

酒井:「メルマ旬報」の執筆陣は50人以上いるわけで、そりゃ揉め事も起きるんだろうと思います。けど、私は博士さんが「はい、成敗」って“編集長の一言”で片づけることをしてこなかったのを見てきたんです。そういうお互いの気持ちを汲み取るっていうのも、編集長には大事なんだろうなと思いますね。

■ 「marble」で大切にしたい“覗いている”感

──では、「marble」という媒体としては、今後どんな展望を抱いていますか?

酒井:「女性向け」として立ち上げたメルマガなので、まずは多くの女性に読んでもらいたいです。でも、女性陣が女性向けに書いていると、男の人も覗きたくなるんじゃないかな?(笑)

博士:それ、分かる(笑)。「marble」を読んでいると、「俺に向けて書いているわけじゃないな」って思うんだよね。だから“覗いている”感がある(笑)。

酒井:「老若男女読めますよ」って言うと「じゃあ、いっか」って思っちゃうから、あえて「女性向け」っていう言葉を使っているんです。そのあたりをうまくプロデュースしていければ、と思っています。

それから、実は「marble」の執筆陣で、何かイベントをやりたいねって話しているんです。「朗読劇」をやりたいっていう話も出ているので、その時は「脚本・演出=水道橋博士」ってなっているかもしれない(笑)。

博士:やってみたいっていう、意欲はあるね(笑)。でも、こないだ坂元裕二さんが脚本を手掛けた朗読劇(※うち、「第一夜『カラシニコフ不倫海峡』」には酒井が出演)を見て、台本の素晴らしさにびっくりした。自分も漫才を書いているから、2人の会話劇って得意だと思っているのね。だから、すごく刺激的だったんだけど、あれはレベルが高過ぎたな…(笑)。本当に面白かった。

酒井:うれしい! ありがとうございます。でも、博士さんが書く脚本というのも、一読者として見たいです。

■ 2018年へ向けて

──では、最後に、そんな創作意欲にあふれたお2人の来年の目標を教えてください。

酒井:「marble」をみんなに知ってもらうために、企画を考えることでしょうか。

博士:あとは恋ですかね。

酒井:最近、結婚したくなってきたんですよ! 次に「付き合って」って言われた人と、結婚しようかなって思っています。それがどんな人でも。

博士:それを記事にしちゃうと、(結婚の申し入れが)殺到しちゃうね(笑)。

酒井:でも、これで誰からも口説かれなかったら、悲しいですよね(笑)。「一生独身宣言」をしていた時期もあったんですが、チャンスがあれば何でもやっていこうと思えるようになってきました。それは恋愛に限らずですね。

──博士さんはいかがですか?

博士:僕は(ビート)たけしさんの評伝を書くっていうのを、宣言しているんです。そのためにまずは「百瀬博教(ももせ ひろみち)伝」を本にして、それから「ビートたけし正伝」に取り掛かりたいですね。これはもう、ライフワークです。

たけしさんへの取材をどんどん許してもらおうと思っているし、付き人もやってみたい。本来は「レギュラー番組を増やしたい」とか考えるべきなのかも知れないけど、そういうのじゃなくて、収入を抑えてでもやりたいと思うんです。実現できるか分からないけど、自分の夢なんじゃないかな。

酒井:博士さんはいつも物語の世界に入っていく人で、フィクションを実体験にしていく方なんですよね。芸能界を“あの世”ってたとえているくらいですし。だから今のお話も、有り得るかもしれない、そういう日も近いんじゃないか、と思わせるところが、博士さんの素敵なところですよね。(ザテレビジョン)